1. Twitterの場合はフォロワー数の増加がとにかく気になるが…
ブログの場合はPV、YouTubeはチャンネル登録者数、InstagramとTwitterはフォロワー数が気になるものである。
良くも悪くも、SNSの場合は数が全てという面がある。
従って、Twitterでもとにかくフォロワー数ばかりが気になりがちである。
2. Twitterで収益化が最終目的なら、得意なカテゴリーを持つことが不可欠
しかし、フォロワー数が増えただけでは、Twitterで収益化することは難しい。
ブログやYouTubeとは異なり、Twitterの場合はアドセンス収入が無いので、フォロワー数の拡大と収益が比例するわけではない。
また、フォロワー数が増えると、それだけで案件が舞い込むという甘い世界でも無い。
この点は、Instagramとの違いである。
Twitterで収益化を図るには、有料noteを販売するとか、自分のプロダクトを販売することが求められる。従って、自分の得意なカテゴリーが無いと、コンテンツ販売にはつながりにくいので、どういった分野、カテゴリーなら勝てるかを予め考えておく必要がある。
例えば、私の様に、転職・就活といったキャリア系のカテゴリーをメインとしている場合においては、キャリアとは無関係なコンテンツ/プロダクトを販売して収益化することは難しい。例えば、グルメ記事とか婚活関係のnoteを販売しても売行きは悪いだろう。最終的に、グルメとか婚活系のコンテンツで収益化したいのであれば、最初から、グルメ情報や婚活・恋愛情報を発信し続け、プロフや固定ツイもそれに対応させ、自分のグルメ情報や婚活・恋愛情報目当てのフォロワーを増やして行くべきなのだ。
3. 普通のサラリーマンでも特異なカテゴリーを見付けることは可能
Twitterで収益化が可能なカテゴリーを見付けることは、普通のサラリーマンでも可能である。例えば、以下の3つの項目から、自分の得意な分野を絞り込んでいけば良い。
① 仕事関係
仕事関係といっても、特別な専門知識や華麗なる経歴が必要なわけではない。
サラリーマンの場合、業種、職種においては、何らかの専門性があるはずだ。例えば、営業、経理、人事、IT等であれば、普遍性が高い職種であるので、日頃の仕事における悩みや課題解決法などを発信することは可能なはずだ。
また、転職サイトに登録すると、実際に転職するつもりはなくても、いろいろな転職情報が得られる。サラリーマンの場合、転職は関心度の高い情報であるので、自分の転職に関する生々しい情報は十分競争力があるコンテンツと言える。
実際、Twitterではメーカー勤務のサラリーマンが、工場勤務の実態に関する情報発信をして、フォロワー数が1万人超のアカウントがいくつもある。
従って、自分の業種や職種においても、競争力のあるコンテンツを作成することは可能である。
② 趣味
仕事について情報発信をするのは、どうも気が進まないという人もいるだろう。
そういう場合は、趣味について情報発信をするという手もある。
例えば、グルメ情報というのは誰でも発信可能で、別にインスタグラマーの様に、ミシュラン店に拘る必要は無い。B級グルメ、町中華、カレー、タイ料理、レトロな喫茶店等、カテゴリーを狭めて行けば、競争力のある情報発信も可能となる。
もちろん、フォロワー数が1000人に満たない状況だと、収益化は難しいが、フォロワー数が、3000人、5000人と増えるにつれ、noteにまとめれば収益化も見えてくる。
あとは、旅行という切り口もある。YouTubeにおいては、キャンプとかバンライフというカテゴリーも人気である。別に、豪華な海外旅行とか、有名旅館に泊まるような旅行じゃなくても、地味目なキャンプなんかも有力なコンテンツになりうる。ある程度、フォロワーが増えてくると、YouTubeも開始して連動させても面白い。
他には、ゲームの攻略法とか、マニアックな鉄道ネタとか、いろいろな切り口がある。
③ お金(貯蓄、節約、散財等)
自分には語れる様な仕事も趣味も無いという場合、最後の切り札が、お金に関する話題である。お金に関する話題と言っても、投資経験とか、金融リテラシーが求められる様な高度なものである必要は無い。
それぞれ、年収に応じて、消費、浪費、貯蓄をしているだろうから、それを上手く発信すればいい。むしろ、平均的な年収であれば、同じ位の生活水準のフォロワー予備軍が沢山いるわけである。他人の懐具合と言うのは誰でも気になるものである。
例えば、月の手取りが25万円だった場合、その家計簿を発信するだけでも非常に強いコンテンツとなる。そこから、今月は、どういう浪費をしたとか、上手く節約できたとか、毎月数万円積立投資をすることとしたとか、そういう風に話を展開すればいいのである。
また、月の貯金目標を設定すると、毎月決算があるので、その反省や評価もコンテンツになる。
別に貯金や投資じゃなくても、消費でもいい。〇〇万円貯まれば、オメガやIWCの時計を買うとか、ジョンロブの靴を買うとか、そういった目標があれば、その手の高額消費財に関心がある人達をフォロワーと出来る。
さらに、デート代の予算とか、コスパの良い店とかの発信を絡めて行くと、バズツイートにつながることもあるだろう。
お金に関する話題は、誰もが関心あるテーマなので、非常にチャンスは大きい。
最後に ~いわゆる「似顔絵垢」にならないために~
一時期、「似顔絵垢」と呼ばれるTwitterアカウントが注目された。
これは、アイコンに似顔絵を使用するアカウントで、ツイートの末尾に「答えはプロフ/固定ツイに」と、プロフや固定ツイに誘導し、とにかくフォロワー数を増やすことを重視したアカウントである。
Twitterのテクニックを駆使して、フォロワー数を増やして、まず有力アカウントを目指すという発想自体が悪いわけではない。
しかし、テクニックだけでフォロワー数を増やそうとしても必ず行き詰るし、仮に、1万人以上のフォロワー獲得に成功したとしても、競争力のあるコンテンツが無いとnoteも売れない。
そうならないためにも、自分のオリジナリティを活用できるカテゴリーを決定し、それを中心としたツイートを蓄積していくことで、収益化に繋げていきたいものだ。