1. 新しいメディアが伸びる時には、稼げる人も現れる
ブログ、YouTube、Twitter、Instagram、TikTokと、次々と新しいメディアが登場する。
こうした新しいメディアが成長する際には、そのブームに上手く飛び乗って、大きく稼ぐ人達が現れる。
例えば、かつては、人気ブロガーが登場し、アフィリエイトの広告収入で年収1億円以上を実現したり、また、サイト売却で数億円を稼ぐ人達も現れた。
しかし、そうしたブームも長続きはしないので、2019年頃のGoogleアップデイトを機に、一気にブログ(アフィリエイト)は稼ぐのが難しい手段となってしまった。
今でも、手堅く月収300~400万を稼ぎ続けるブロガーは少なからず存在しているが、かつての様な年収1億超のブロガーは見られなくなった。
その代わり、今ではYouTubeやInstagramが稼げるメディアとして注目され、YouTubeではヒカキンさんやヒカルさんの様に、年収1億どころか、二桁億を稼げるような成功者が登場している。
また、YouTube以上に凄いのが、Instagramで、著名YouTuberの様な知名度の高いインスタグラマーは少ないかも知れないが、月収数百万クラスはごろごろいるし、年収1億円クラスも存在している。
2. Twitterの利用者数は多いのに、稼げる人はいない?
それでは、Twitterはどうだろうか?
Twitterの利用者数は5000万人以上と言われ、ブログ、YouTube、Instagramに決して負けないメディアである。
しかし、残念ながら、Twitterを起点に年収1億を稼ぐ人は知らないし、そのイメージもわかない。
もちろん、YouTubeやInstagramで大きく稼いでいる人達がTwitterも併用しているケースは少なくないだろうが、それは当然含まない。
Twitterを主な活動場所としていて、他のメディアではなく、純粋にTwitterを起点としたビジネスで年収1億以上稼いでいる人がいるのかが気になるのである。
なお、Twitterは発信力が非常に強い同期メディアという特色があるので、会社経営者や個人事業者が採用や自社プロダクトのPRとして活用しているケースはあるだろう。その場合、Twitterを起点に稼いでいると言えなくも無いが、「仮にTwitterが無くても、年収が大幅に減少することは無い」のであれば、そういったケースは対象外と考えたい。
3. Twitter起点に1億円を稼ぐにはどうすればいいのか?
① フォロワー数をやみくもに増やしても収益化に繋がらないの辛い…
それでは、どういう条件が揃えば、Twitterで年収1億を達成できるのか、机上の空論になるが、考えてみよう。
まず、Twitterの場合、ブログやYouTubeと違って、アドセンスという広告収入が無い。したがって、やみくもにフォロワーを増やしても、それは収益に繋がらない。極端な話、フォロワーが100万人でも、何もしなければ1円も入らないのである。
② フォロワーからどのように課金するかが問題…
Twitterでフォロワー数が多いと、直接的な収益力は無いが、少なくとも一定の影響力はあるはず。従って、フォロワーを一旦、課金、収益化が可能なところに誘導すれば良い。
また、考え方として、フォロワー1人当たりからいくら課金が可能なのかという点から逆算することも出来る。
例えば、フォロワーが100万人いたとしよう。そうすると、フォロワー1人あたりから、年間100円課金できれば、年収1億円(厳密には経費控除前なので年商の方が正確な表現だが…)達成である。フォロワーが10万人なら、フォロワー1人あたり年間1000円でOKということになる。
この数字を見ると十分可能性はありそうだが、厳密には、全員から薄く一律に課金することは出来ない。課金をしてくれるのは、フォロワーの中の一部の濃いファンに限定される。
それでは、課金してくれそうな濃いファンがどれくらいいれば良いかを想定する必要がある。ブログビジネスの場合、月間訪問者の1%位は課金してくれると言われている。この1%という数字を引っ張って、Twitterに当てはめると、フォロワー100万人であれば、1万人、フォロワー10万人なら1000人が課金をしてくれると期待できる。
そうすると、フォロワー100万人の場合、1万人が課金してくれるなら、その1万人が月に1000円課金してくれれば良い。これなら十分可能に見えるが、フォロワー100万人という想定は現実離れしているので、フォロワー10万人、課金可能フォロワー1000人のケースを想定すると、1人が毎月1万円課金をしてくれれば、1000人×1万円(月)×12か月=1億2千万円ということになる。
ブログビジネスの場合、サラリーマンから期待できる課金の額はせいぜい月に数千円と言われているので、月に1万円というのはかなりハードルが高い。
それに、フォロワー数10万人というのも、かなり現実離れした想定なので、やはり、Twitterメインで1億稼ぐのは無理なのだろうか…
③ とりあえずは、noteとオンラインサロンが簡単なのだろうが…
一部の濃いフォロワーから課金してもらうには、noteとオンラインサロンが思いつく。
実際、Twitterからnoteに誘導して月間数百万円程度を稼いでいるインフルエンサーは存在しているようだが、noteだけで年間1億、いや、5千万稼ぐというのはあまり現実味がなさそうだ。
他方、まだ可能性があるのはオンラインサロンかも知れない。
何故なら、比較的高単価も可能だからだ。例えば、著名なインスタグラマーが、投資系のオンラインサロンを運営し、月会費1万円を徴収しているという話を聞いたことがある。
もっとも、オンラインサロンは参加者の期待感と実際に提供されるサービスとのギャップが大きく、高単価で会員をキープするのは難しいし、さすがに月会費1万円というのは高すぎる気がするので、あまりやりたくはない。
そうすると、noteやオンラインサロンの運営で数千万円位は可能であるが、1億となるとかなり厳しそうである。
最後に 結局本業に誘導するのが正解なのか?
Twitterの場合、フォロワーが10万人でも年収1億円というのは、かなり難しそうである。結局、何らかの本業、自分の独自のプロダクトを持っていて、そちらに誘導するしか無いのだろうか?
実際、稼いでいるYouTuber達も、アドセンス収入だけでは年間5-6000万位がMAXなので、自分自身のグッズを販売したり、イベントを企画することによるなどして、アドセンス以上の売上を達成しているようだ。
そうなると、Twitterの情報発信力をフル活用できるように、自分自身の高収益のプロダクトを別途用意しなければ、大きく稼ぐことは不可能なのだろう。
Twitterだけで稼げている人はいそうにないので、明確な回答は無いのだろう。
このテーマについては今後も継続的に考え、この記事も適宜アップデイトしたい。