1. Twitterフォロワー1万人というのは憧れだが…
目的が収益獲得にせよ、承認欲求充足目的にせよ、Twitterによる情報発信を本格的に開始した人にとって、フォロワー数が1万人というのは憧れである。
「万垢」ということで、達成感はあるし、インフルエンサーになれたような気がする。また、案件依頼が来たり、副業で稼げる様な期待感が高まるかも知れない。
実際、Twitter開始から、フォロワー数が1万人になるには、毎日少なくとも数時間はTwitterに投下して、早くても1年は掛かるだろう。ちなみに私の場合は、2019年10月に初ツイートを行い、2021年4月にフォロワー数が1万人に到達したので、1年半を要したことにある。
フォロワー数が1万人を実現するのは、なかなか大変なことである。
2. しかし、Twitterフォロワー1万人でも生活に変化が無い?
Twitter開始当初は非常に憧れたフォロワー数1万人、いわゆる「万垢」を達成すると、生活が変わるか?
実は、残念ながら、カテゴリーによるかも知れないが、一般的にはTwitterフォロワー1万人になっても、それほど生活は変わらない。
まず、影響力についてであるが、フォロワー数1万人程度であれば、それほど大した影響力は無い。何故かというと、カテゴリーにもよるが、一般的にフォロワー数が1万人程度であればカテゴリートップには程遠く、当該カテゴリーにおけるフォロワー数ランキングでは20位以下だろう。そうすると、カテゴリー内では誰でも知っているというレベルではなく、当然、インフルエンサーというレベルではない。
ネットの世界だと’’winner takes all”ということで、そのカテゴリーのトップ、せめてトップ10に入らないと影響力は弱い。
iPhone3が発売された当時だと、Twitterの利用者数は今よりも遥かに少なく、フォロワー数1万人というと、非常に影響力があったのだろうが、それから使用者数が5000万人を超えるような現状では、インフレを起こしており、1万人くらいだとまだまだだ。
また、Twitterは稼ぎにくいメディアであるので、その中で影響力が不十分だと、収益化という点でも過剰な期待は出来ない。
このように、残念ながら、せっかく頑張ってフォロワー数1万人を達成しても、生活は一変しないのである。
3. 影響力や収益力が欲しければ、フォロワー2万人まで頑張るしかない?
1万人で足りないなら、いったい、フォロワーが何人いればいいのかが気になるだろう。
これについても、カテゴリーとその中でのランキング次第だが、頑張って2万人まで継続する必要があるだろう。2万人になると、当該カテゴリー内での該当者はかなり少なくなるだろうし、知名度もかなり高まるだろう。
あまり夢の無い話をして申し訳ないが、さんざん頑張ってTwitterを続けてフォロワー1万人まで増やしたのに、影響力も収益力も当初規定していた様な変化が見られないと、徐々に疲弊していく。そして、1万人の実現があれほど大変だったのに、そこからまた1万人増やすことを考えると、心が折れる。
実際、フォロワー数が1万人台の状態で、事実上発信がなされていないアカウントは珍しくないだろう。
Twitterの場合は、ブログやYouTubeと違って、アドセンス収入が無いので、稼げないと意欲が萎える。せめて月に数万でもアドセンス収入があれば、全然違うのだが…
しかし、だからこそ、ここで頑張る意味はある。
1万人を達成したが疲弊していくアカウントが多いので、そこで自分が頑張れば、ブルーオーシャンも徐々に見えて来るからだ。
それと、ゼロから1万人に対する時間と労力よりも、1万人から2万人にする時間と労力の方が相対的には早くて楽だからだ。
ちなみに、私の場合は、2021年4月の1万人から2022年2月の2万人まで10か月であった。ゼロから1万人が18か月だったので、約半分の期間だ。
従って、非常に厳しい道のりなのだが、1万人まで到達すれば、早ければ半年で実現可能なので2万人まで継続したいものである。
4. フォロワー数を2万人まで増やすには?
フォロワー数を1万人から2万人に増やすためには、とりあえず、今までやってきたのと同じことを粘り強く続けさえすれば実現できるはずである。
しかし、なるべく早く、そして楽に、2万人を実現するためには、よくある、①誰に、②何を、③どのように、に沿って考えればいい。
① 「誰に」を再考する
まず、ツイートを誰向けに発信するかを再考すれば良い。
カテゴリーを増やす方法もあるが、まずは既存のカテゴリーを拡大する方向で考えてみるのが現実的だろう。
例えば、私の場合は、転職・就活・独立起業・年収というキャリア全般をカテゴリーとしているが、このカテゴリーの中で「誰に」を拡げてみることが可能である。
例えば、「転職」であれば、「第二新卒」「20代」に加えて、「30代」「40代」向けのツイートを増やしてみるとか、「金融」「商社」業界の人に加えて、「コンサル」「IT」業界の人を追加してみるというやり方である。
このあたりは、日々のツイートでPDCAを回しながら、伸びそうなところ、自分の競争力がありそうなターゲットを見付けて実行していけば良い。
② 「何を」を再考する
これは上記①の「誰に」と同じ発想だが、対象者という切り口ではなく、「何を」という発信内容に着目したものである。
例えば、発信テーマを見直して、「年収」に偏っているのであれば、「昇格」「出世」という切り口のテーマを試してみたり、「年収」というフローではなく、「資産運用」というストックの視点を追加するといった具合である。
これも、日々のツイートでPDCAを回して行く中で、手薄なテーマを発見して、拡げて行けば良いだろう。
③ 「どのように」を再考する
Twitterは、わずか140字という限られた世界なので、発信内容としての情報だけではなく、それをどのような表現形式でツイートするかが非常に重要である。
フォロワー数を2万、3万と増やしていくためには、内容だけでなく、いろいろなテクニックを駆使して発信していくことが求められる。
例えば、「外資金融に転職すると有利なこと」を発信するにあたっても、3人称の文章で淡々と表現するのか、「皆さん、」と呼びかけてみるのか、会話形態を使うのか、或いは、メリットを箇条書きでまとめてみるのか、非常にいろいろなやり方がある。過去にバズッたツイートも表現形式を変えると、元ネタは同じでも、いくつも新たな伸びるツイートを生み出すことが可能だ。
多様なTwitterの表現テクニックをマスターすると、バズッた過去ツイが数百個あると、アイデアに詰まれば、それらを加工して回して行くことができる。そうすると、思考時間にゆとりが出来るので、その分、新しいツイートアイデアを創造することに振り向けることもできる。
そうすると、継続すればするほど、過去のストックが充実するので、どんどん楽になっていくのである。
最後に
Twitterでは、かつてのブログや、今流行りのInstagramやYouTubeの様な決まった勝ちパターンというのが存在していないと思われる。例えば、Instagramでフォロワーが数万人、YouTubeのチャンネル登録者が数十万人いれば、ほぼ確実に収益化は見込めるのではないか?ところが、Twitterではそういったものは無い。フォロワー数が4-5万人でも、稼げている様に見えないアカウントは普通に存在している。
このため、Twitterではフォロワー数〇万人達成すると勝ちという基準が無いのが辛いところであるが、とにかくフォロワー数が多ければ多いほど、影響力や収益力も強化されるはずなので、頑張って継続的にフォロワー数を増やして行くしかない。