1. ブログやSNSでの独立はサラリーマンの夢だが…
独立と言うのはサラリーマンの憧れである。
理論上は、頑張れば頑張った分だけ稼ぐことが可能で、自分のやりたい様に働ける。
インターネットの登場で、店舗や設備を持たなくても、人を雇わなくても、ブログやSNSで頑張れば、サラリーマンも独立が可能な時代になった。
私もTwitterのフォロワー数は3万5千人に達し、そのうち、これを起点に独立できないかなあと、日々考えて行動している。
ただ、ブログはどうだろうか?
2019年のGoogleアプデ以前は、ブログのアフィリエイトで月に100万円以上稼ぐブロガーもそれなりにいたので、サラリーマンがブログを武器に独立して専業ブロガーになるケースも散見された。しかし、Googleアプデ以降は、ブログのアフィリエイトで個人が稼ぐのは非常に難しくなり、専業ブロガーというのは消え去ったようにも見える。
実際、私も独立を夢見てブログを始めたものの、2018年8月にこのブログを始め、順調にPVは増えたものの、Googleアプデで伸び悩んでしまった。とにかく、ブログで稼ぐのは難しい。私の場合、2021-2022年は、それでも月間PVが6-10万位はあったが、ブログからの月収はせいぜい5-6万円程度である。ブログは週に2-3回位は3000字程度の新規記事を書かないとPVを維持するのが難しいのであるが、140字で済むTwitterとは異なり負担が余りにも大きい。このため、私も途中からTwitterにシフトするようになった。
ところが、先日、ブログの師匠と久しぶりに会うと、今でも生き残って月収数百万円以上を継続的に稼いでいる生き残りブロガー達がいるという。アフィリエイトで稼げなくなった今、彼らはいったいどうやって稼いでいるのだろうか?
2. 令和の生き残りブロガー達(月収100万円以上)の稼ぎ方
①顧客をリスト化:メルマガ/LINE公式に誘導
今でも生き残って月に数百万円稼いでいるブロガーの稼ぎ方で最も典型的なのが、これだそうだ。ブログやSNSを使って、ファンをメルマガ会員やLINE公式に誘導し、顧客リストを作り、その閉じられたコミュニティの中でビジネスをしているのである。
この場合、収益化できる確率が非常に高くなるのだという。
例えば、メルマガ会員が1000人いれば、毎月5-10%とビジネスが展開でき、そこで個人コンサル、少人数向けセミナー、動画コンテンツ販売を行えば、単価を高く設定できるので月収100万円以上が期待できるという。
元モデルの女性ブロガーの場合は、メルマガ会員は数百人位だが、メイク教室とかフラワーアレンジメント教室を開くと、10-20人位を集客でき、単価が数万円なので結構な売り上げになるという。
また、ピラティス、パーソナルトレーナーのブロガーは、ブログやSNSからメルマガ会員に誘導し、リアルのレッスンを開催したり、全国のファンを対象にオンライン教室を開催するといったビジネスを展開しているようだ。
ただ、この場合の問題点として、メルマガ会員やLINE公式によって顧客をリスト化しても、リストから離脱する顧客がいるので、定期的に補充できる情報発信力を維持する必要がある。
私も前からこれを実践したいと思っているが、メルマガ用のソフトが年間7万円程度かかるのと、実名でビジネスを展開する必要があるので副業の域を超えてしまう。このため、数年後、独立の目処がつけばやってみたいと思っているところである。
②アフィリエイトでしぶとく稼ぎ続けるケース
これは、いわゆる衰退市場における残存者利得である。
ブログのアフィリエイトで稼ぐことが非常に難しくなった反面、ライバルたちがごっそり抜けてしまった。このため、特定の稼げるアフィリエイト分野を持っているブロガーの中には、粘り強くブログのアフィリエイトで月に100万円以上も稼いでいる人がいるという。
ただ、今から、このパターンを狙うのは止めた方がいいだろう。
③リアルの比率を高めて、個人コンサルやB to Bで生き残るパターン
これは、①と共通するところはあるが、全盛期と比べるとPVは減ったが、現在でも月間10-20万PV位のブロガーがやっている方法である。アフィリエイト(アドセンス含む)やnoteからの月収は20万円程度で、それだけでは生活できないが、リアルでの個人コンサルやセミナーを展開するケースである。メルマガやLINE公式に頼らなくても、ブログやSNS経由で集客できるケースである。また、メルマガやLINE公式ではなく、オンラインサロンを活用しているブロガーもいる。もっとも、オンラインサロンは会員の維持が非常に難しいので、これで成功している人達は、非常にオンラインサロンの会員のケアが手厚いのが特徴である。これは結構大変なので、真似しようと思ってもなかなかできないことである。
また、上記①~③以外に、非常に例外的なケースだが、非常に高水準なPVをキープして、アドセンスをメインに稼いでいるというブロガーもいるようだ。
いずれにせよ、過去のアフィリエイト依存のビジネスモデルからは脱却し、自分自身に適した収益源を見付けて、そこで勝負しているという共通点がある。
3. Twitterだけで独立することは可能か?
Twitterで月100万円以上稼いでいる人の収益源は、Twitterアフィリエイトとnoteの販売であろう。但し、これだけの水準をキープするのは非常に難しい。
私も3カ月位かけて、Twitterアフィリエイトとnote販売で月間30万円位の水準は達成したものの、非常に不安定である。ツイートによって到達するアカウントはフォロワーとそのフォロワーが中心となるため、同じことを繰り返していては、徐々にアフィリエイトの成果もnoteの売上も減っていく。私の場合も、月間45万円で50万円突破が見えたかと思いきや、翌月には30万円を切るなど、かなり収益は不安定だ。
noteの場合は、コンテンツ数を増やしたり、note自体のアカウントパワーを強化しnote内でのオーガニックな流入を増やせば、長期的に売上を伸ばして行くことは可能だろう。他方、Twitterアフィリエイトの場合は、他人のプロダクト次第なので、狙って安定化させることは難しい。
このため、独立のためには、メルマガ会員に誘導して、その中でリアルビジネスを展開するということを進めて行く他ないと思っている。