Twitterフォロワーが5万人の場合、どうやって収益化すればいいのか?

1. Twitterフォロワー5万人はうらやましいか?

ネットの中には、Twitterフォロワーの増やし方に関するコンテンツは溢れている。Twitter内だけではなく、ブログ、YouTubeでも検索を掛ければいくらでもコンテンツが見つかる。

しかし、Twitterフォロワーを増やすことの目的は何か?
もちろん、インフルエンサー的な発信者になって、自己承認欲求を満たしたいというのかも知れない。それが主な目的だと、頑張って、フォロワーを増やすことに注力すればいいだろう。

しかし、わざわざ時間と労力を掛けてフォロワーを増やすのだから、ブログ、YouTube、Instagramの様に収益化したいと考えるのが自然だろう。

この点、Twitterでの収益化に関するコンテンツは、有料・無料を問わず非常に少ない。
例えば、Twitterのフォロワーが5万人いた場合、どれ位稼げるのか?また、稼げるとしたら、どういった方法なのか?このあたりはよくわからない。

収益化が主目的で、ブログやSNSで情報発信を行うというのであれば、もし稼げないのならTwitterで頑張る意味はない。また、Twitterフォロワーが5万人でも特に羨ましいとは思えないということになる。

2. 何故Twitterで稼ぐことが難しいのか?

①ブログやYouTubeとは異なり、Twitterにはアドセンスが無い

Twitterでフォロワー数を増やしても、フォロワー数の増加に応じた収益化が難しい理由として、アドセンスが無いということがある。ブログやYouTubeの場合、PVや動画再生回数に応じた広告収入をアドセンスによって稼ぐことができる。このアドセンス報酬はGoogleが決定権を持っているので、あまり当てにできないという見方もあるが、ブログで月間10万PV、YouTubeのチャンネル登録者数が1万人位あれば、月数万円程度を稼ぐことは難しくないだろう。しかし、Twitterの場合は、このアドセンス収入が無いので、フォロワー数が5万人、いや、100万人いたとしてもそれだけでは収益は得られない。

②InstagramやYouTubeのような案件もTwitterでは期待薄?

SNSというとInstagramが非常に伸びている。InstagramもTwitter同様にアドセンスで稼げないわけだが、「Instagramで〇〇円稼いだ!」的な話はよく聞くだろう。それは、Instagramの場合は、フォロワー数が多いと、企業や個人事業者から案件依頼が来る。PRや物販など案件内容は様々だが、稼げるチャンスは豊富にあるようだ。

もっとも、Instagramの場合、案件と言ってもジャンルによって大きく異なる。美容、化粧品、ファッション、雑貨・小物、グルメと若い女性がかなり強いのだが、Twitterの場合は、こういったジャンルを攻めても同じように案件を得るのは難しいと思われる。

ちなみに、私の場合、Twitterのフォロワー数は1万8千人(2022年2月1日時点)程度で、あり、ジャンルは転職・就活・起業等のビジネス系だ。ブログだと比較的稼ぎやすいジャンルだとされている。しかし、案件的なものは、ブログのアフィリエイト案件的なもの位で、PRの依頼の様なものはまだ来たことが無い。

3. 有料noteで稼げるか?

Twitterの場合、広告(アドセンス、アフィリエイト)や案件で稼ぐことは難しい。
Twitterを使った収益化方法が見つからない中、1つの有力な収益化法が有料noteの販売だ。

Noteの場合、有料と無料とがあり、有料の場合も価格は情報発信者が自由に決めることができる。一般的には数百円から1500円位が多いのではないだろうか?上限の目安の1つが1500円位と言うのは、電子書籍ではない紙の本が買える値段だからだ。

書籍の値段を超えて、5000円とか1万円を超えて販売されているケースもあるが、それをやってしまうと、情報商材屋扱いをされるリスクがあるので留意が必要だ。

それでは、有料noteでいくらぐらい稼げるのだろうか?
実は私は、この点に関して、約5000円という比較的高額なnoteを購入した。
これによると、フォロワー1000人で、月に2本記事を書くと、月に3万円位は可能だという。仮に単価を980円とすると、月間延べ30人(1記事あたり15人)に購入してもらえば可能ということだ。フォロワーの2-3%に購入してもらえるのなら、確かに可能性はそれなりにはあるだろう。

さらに、その私が購入したnoteによると、フォロワーが1万人で、月に4本記事を書けば30万円位が可能だという。こちらも単価を980円と想定すると、月間延べ300人に購入してもらえば達成可能と言う皮算用だが、こちらもフォロワーの2-3%が課金してくれるのであれば可能性は無くはない。

また、私がブログの先生から、ブログやSNSの収益方法に相談した際に、「大雑把に考えて、フォロワーの1%位は課金してくれるという想定は可能で、単価はサラリーマンの場合は月に数千円位」と教えてくれた。

そうすると、先ほどの例だと、フォロワーの2-3%が1000円程度を月に課金してくれるという想定なので、それほど大きくは外れてはいないかも知れない。

以上を前提とすると、表題のTwitterフォロワーが5万人の場合、1%の500人が月に980円のnoteを買ってくれると想定すると、約50万円位の売上が見込めることとなる。

特にデータが有るわけではないが、私の感覚としてはそんなに上手く行くのかなあという疑問はある。もっとも、私の場合、有料note販売は情報商材屋呼ばわりされるリスクがあるということをかなり気にしているのかも知れない。

4. できればB to Bビジネスに繋がればいいのだが…

私の場合、ブログもTwitterもメインコンテンツは転職・就活というキャリアである。
しかし、私は直接個人と取引する形態のビジネスはやりたくない。例えば、就活の場合、学生から5万円を報酬をもらうのは結構しんどい気がする。それに、キャパ的にもお金を取ると月に2-3人位が副業としての限界で、大変な割には大きな売上にはならない。それなら、ブログのアフィリエイトを頑張った方が良さそうだ。

もちろん、年収が高い社会人をターゲットとした個別コンサルは有り得るかも知れないが、それならオープンなSNSではなく、クローズドなメルマガやライン公式の中で、対象やテーマを絞り込んで対応した方が良い気がする。

結局、私の場合、Twitterからビジネスに繋げようとすると、どういう形かはわからないが、転職エージェントや就活メディアと取引をして、コンテンツ作成関連の案件をいただくという方向性が良さそうだ。もっとも、現段階でこういう案件は無いし、そのためには、フォロワー数を増やして、カテゴリー内トップのインフルエンサーを目指すことが求められ、結構大変だ。

5. ブログや他のSNSの拡散ツールとしてTwitterを活用する

Twitterは直接稼ぐことは難しいが、フォロワー数に応じて拡散力は高まる。
実際、私の場合、当時PVが増えないことに悩んでいて、Twitter経由でブログを強化するためにTwitterを始めた。

確かに、ブログのURL添付の紹介ツイートは、それなりの効果がある。しかし、それでも、ブログの流入経路の7-8割はSEOなので、まだまだインパクトは十分ではない。

現在のフォロワー数1万8000人を5万人位に増やして、ブログ流入シェアの半分以上をTwitterが占めるようになれば、またインパクトは違ってくるのだが、先は長い。

未だにTwitterを通じた収益化方法は模索中であるので、今後も継続的に、このテーマを掘り続けて行きたい。

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