年収3,000万円の生活、具体的に想像できますか?
就活とか転職において、どのような基準でキャリアプランを立てますか?
やりがい、成長、適性等、職業や業種を選択するにあたっての要素はいろいろとあります。
しかし、何といっても、どれくらいの年収を求めるのかというのがキャリア策定にあたっての要素となるでしょう。求める年収によって、対象となる職種や業種が自ずと絞られてくるからです。
とは言え、どのくらいの年収が欲しいかと言われても、その年収でどれくらいの生活ができるのかが見えないことには、ピンと来ないものです。
年収1,000万円というのはキリのいい数字でありますし、1つの目標としてよく使われます。年収1,000万円ですと、大企業に就職するとどこかのタイミングで到達できる可能性が高いです。ご両親、親戚、先輩等、周りにも年収1000万円プレイヤーはいるでしょうから、その生活は何となくイメージできます。
それでは、年収3000万円、年収5000万円、年収1億円はどうでしょうか?このくらいになりますと、該当者がグッと少なくなるため周りにいる可能性は減り、なかなか具体的な生活をイメージしにくいかも知れません。
ちなみに、本メディアにおきましては、年収1,000万、年収2,000万、年収3,000万、年収4,000万、年収5,000万、年収1億超といろいろなケースを紹介していますが、最も読まれているのは年収3,000万円の生活です。
<年収3,000万円のサラリーマンの東京暮らし>
https://career21.jp/2018-10-24-131541
職業や業種の選択にあたっては、希望とする年収レンジによって対象範囲が決まってきますので、大雑把で構いませんのでご自身の希望する年収水準を確認していただくことが重要かと思われます。
とりあえずのお勧めは、年収2000万円?
本メディアの年収別の生活に関する記事について、最も読まれているのが、上記の年収3,000万円であると述べました。
そして、その次に読まれているのが、年収5,000万円の生活です。皆さんは、結構高い年収水準を求めていらっしゃるのでしょうか?
<年収>
https://career21.jp/2018-10-26-105742
とは言え、私としてとりあえずお勧めの目標とする年収は2,000万円です。年収1,000万円というのは大企業に入れば十分可能ですが、年収2,000万円となると実現は急激に難しくなります。
税務署の視点でも、年収1999万円のサラリーマンは年末調整で納税手続きは完了となりますが、年収2,000万円になりますと、確定申告が必須となります。サラリーマンでも年収2,000万円というのは役員クラスを想定しているわけで、ここを超えるということは一つのステータスだと考えられます。
日本のトップクラスの企業の場合は、年功序列で、年収1500~1800万円の人は結構いるのですが、年収2,000万円となると部長昇格が求められることが多く、達成できる人は同期の中でも少数になってしまいます。
将来的には、働き方改革の流れで、副業が緩和されていくでしょうから、外資系企業とか独立起業をしなくても、副業によって年収2,000万円を達成する人が増えるのではないでしょうか?
いずれにしても、とりあえず年収2,000万円を目標にしてみるのが面白いのではないかと思います。
<年収2,000万円に関する関連記事>
https://career21.jp/2019-07-08-153406
〇目標年収とは別に、資産額の目標はありますか?
上述しました通り、年収の目標を立てることはキャリアプランを考えるにあたって重要です。それに加えて、重要なのが目標とする資産額です。
ストックとフローという言葉がありますが、多くの人はフローである年収は意識をするものの、ストックである資産については意外に無頓着だったりもします。
その典型が、2019年の春ごろに話題となった「年金2,000万円が足りない問題」です。資産、要するに貯金額について常日頃からの意識が十分でないために、いざとなったときに資産が足りないと慌てるわけです。
また、フィンテックがどうのこうのと取り沙汰されているものの、日本人は全般的に金融リテラシーが弱いとされています。最近では、経済誌が資産を形成するための運用術を積極的に取り上げているものの、初心者からすると高度過ぎる嫌いがあります。
そこで、現実的な資産形成方法についても、こちらのカテゴリーで取り上げて行きたいと考えています。