21世紀、令和の時代において、最も重要な経営資源は間違いなく「人」でしょう。
世界の株価時価総額ランキングを見ても、上位を占めるのはネット系企業であり、Google、FB、アマゾンがトップになれるのは、優れた「人」を経営資源として持っているからでしょう。
日本企業を見ても、総合商社が就活生の間では最難関・最人気の業種となっているようです。しかし、総合商社は1980~1990年代においては商社冬の時代を迎え長い低迷期間がありましたが、21世紀以降飛躍できたのは、その間も優秀な新卒学生を採用することができていたからでしょう。
他方、日本のベンチャー企業は成功した、大手と言われているところも小粒であり、時価総額とか利益で見ても、GAFAとかBATの1割にも満たないスケール感です。この理由としては、本当にトップクラスの優秀な人間を採れてないことが一因ではないでしょうか?ヤフー、楽天、LINEといったあたりに、マッキンゼーやゴールドマン・サックスに内定した人材を引っ張れるようにならないと、今後の飛躍的な成長は期待できないのではないでしょうか?
このように、今後のビジネスの成否のカギを握る「人」について、ここのHRM(人的資源管理)のカテゴリーで取り上げて行きたいと思います。
この点、2019年10月号のHarvard Business Reviewで取り上げられていたソフトバンクの採用戦略が大変興味深かったので、こちらの過去記事を最初にご紹介させていただきます。
<ソフトバンクの戦略採用>