ブログの月間10万PVとTwitterのフォロワー1万人。収益性の観点からはどちらが有利?

1. ブログの月間10万PVとTwitterフォロワー1万人、どっちが難易度高い?

①終身雇用の崩壊のリスクがある中、副業が注目され始めている

大企業の終身雇用廃止のリスクが高まり、副業が注目され始めている。
要するに、大企業でも終身雇用は将来的に維持できる自信はない代わりに、副業を緩和してあげるから、その分は自力で稼いだり、副業をきっかけに起業・独立を目指してくれということか?

副業にも、時間労働・作業系の副業と、ブログ・SNSを使った情報発信系の副業とがある。
このうち、注目されているのは後者の情報発信系であり、こちらは強い自分のメディアを作れるとサラリーマンでも月収100万円以上稼ぐことも可能である。

もっとも、情報発信系で十分な収益を稼げる様になるのは非常に難しい。
その前提として、強いメディア、要するに月間PVの多いブログ、チャンネル登録者数が多いYouTube、或いは、フォロワー数の多いTwitter、Instagramを持つ必要があるからだ。

②そもそもブログとTwitterとの違いは?

どのメディアを使って情報発信をすべきかは、その人の特異なことや好みによって異なるので、一概にどれが有利とかは言えない。例えば、文章を書くのが得意な人はブログが良いだろうし、文章を書くよりも話すのが得意な人はYouTube、写真のセンスに優れている人はInstagramといった具合だ。

私は文章を書くことはそれほど苦にならないので、2018年8月にこのブログをスタートし、2019年3月にWord Pressに移行した。そして、Googleアップデイトによって、個人ブログが伸びにくくなったために、SNSからのブログへの流入を図るために2019年10月にTwitterを始めた。

私の場合、2020年の春に初めてブログの月間PV10万を達成し、Twitterについては2021年4月にフォロワー1万人を達成した。いずれも、非常に大変で、それぞれ2年位かかっている。

それでは、ブログとTwitterのどちらが良いか?
これの回答の前に、これらのメディアの違いを確認しておきたい。ブログはストック型のメディアと言われるのだが、月間PVというのはフローの概念である。時間が経てば経つほど、累積のPVは増えて行くが、だからと言って月間PVは増えるとは限らない。月間PV10万から、月間PV20万に行くのは大変であり、私はまだ達成していない。最高は月間16万PV止まりである。

他方、Twitterはフロー型のメディアとされているが、評価の対象となるフォロワー数というのはストック的な概念である。従って、長く続ければ続けるほど、増えて行く傾向にある。

なお、ブログとTwitterは同期型メディアか非同期型メディアかという重要な違いもある。
これは情報の送信側と受信側の時間的なギャップに着眼したもので、例えば、ブログの場合は数年前に書いた記事が検索されるので非同期型メディアであり、Twitterの場合には発信されたツイートはせいぜい1-2日しかTL上に存在しないので同期型メディアとされている。この違いは意識しておいた方がいいだろう。

③私の場合は、Twitterのフォロワーを増やす方が確実だと考える

私の場合は、ブログとTwitterについては、今後はTwitterのフォロワーを増やす方が現実的かつ確実だと感じている。

ブログはいくら頑張って記事を書いても、月間PV20万を達成できる自信はない。
他方、Twitterのフォロワーについてはフォロワー数5万人も達成可能と感じている。

そう感じる理由は、Twitterフォロワーはツイートの質と和を維持すれば、継続するにつれてフォロワーがどんどん増えていくからだ。私のTwitterフォロワー数は2022年2月5日時点で約1万8000人であるが、2021年4月に1万人に到達して以降、アップダウンは有るものの、フォロワーが減った月は無い。もっとも少ない月でプラス2百数十人、多い月でプラス1800人であった。

そして、フォロワー数が増えれば増えるほどインプレションも増加し、また、フォロワー数が増えるに従って「錯覚資産」としての発信力も強まるので、月1000人位の増加は十分可能だという手応えはある。

他方、ブログについてはそういうわけにはいかない。頑張って、新規記事を多く投稿したり、過去の上位記事のリライトを積極的に行ったこともあったが、思ったように月間PVは増えなかった。

④これからブログ、Twitterを始める人にはどちらを勧めるか?

これも、その人のスキルや好み次第なのだが、一般的にはブログよりもTwitterに注力した方が良いだろう。

その理由としては、Twitterは長くコツコツ続ければフォロワーは次第に増えて行くが、ブログの場合はそれが難しいということである。

また、ブログは1記事2000-3000文字が必要となるので、1記事に掛ける時間と労力は結構な負担である。他方、Twitterの場合は140字なので隙間時間にでも十分発信が可能である。

2. ブログとTwitterは二者択一的なものではなく、併用すべきものなのでは?

ブログとTwitterは、ストック型とフロー型、非同期型メディアと同期型メディアとそれぞれメディアとしての性質が異なるので、二者択一的なものではなく、両方やればいいのではという意見もあろう。

それは、全くその通りで、ブログとTwitterとは相互補完的な面があり、決して相性は悪くないと思う。現に私も、ブログを補強するためにTwitterを始めたのであり、現在も併用している。

ただ、併用と言っても、ブログの月間10万PVとかTwitterのフォロワー1万人以上を狙うのであれば、それぞれ1日に3-4時間位掛ける必要がある。従って、副業の範囲でやるのであれば、ブログとTwitterの両方に1日3時間ずつ掛けるのはほぼ不可能である。

現実的には、メリハリをつける必要があり、私の場合はフォロワー増の可能性が見込めるTwitterがメインで、ブログは現状維持的な力の掛け方になっている。

もちろん、Twitterのフォロワーが5万人程度に達し、ある程度十分と思われるレベルに達成すると、次はブログに注力をする可能性はある。もっとも、現時点ではその域に達していないので、その時に考えようと思っている。

3. Twitterフォロワー1万人はコツコツと長くやれば達成可能かも知れないが…

①副業の場合、どうやって収益化するのかを考えておく必要がある

ブログとTwitterとであれば、Twitterの方がまとまったフォロワー数を作れる可能性が高いということであるが、Twitterを中心に頑張る場合には、その先の収益化方法について考えておく必要がある。

何故なら、ブログにはGoogleアドセンスと各種アフィリエイトがある。月間PVが10万以上になると、ブログのテーマにもよるが、アドセンスとアフィリエイトで月10~20万円位を稼ぐことも可能である。サラリーマンの副業としては、これだけあればとりあえずは十分かも知れない。加えて、有料noteとかオンライン・サロン、セミナー、個人コンサル、企業からの案件獲得というのが見込める収益源である。

ところが、Twitterの場合には定番の収益源が無い。これがブログとの大きな違いである。アドセンス・アフィリエイトといった広告収入がまず期待できない。また、Instagramのような企業案件もTwitterの場合にはあまり期待しない方がいいだろう。

そうなると、すぐに思い浮かぶ収益源は有料noteの販売位ということになってしまう。

②特にTwitterの場合は、自分自身のプロダクトを意識する必要がある

個人の場合、発信力のあるメディアを持つことが出来ても、売り物となるプロダクトが必要になる。そうでないと、集客は出来ても、売り物が無く、収益が上がらないという状況に陥ってしまう。

ブログの場合だと、自分自身の売り物(プロダクト)が無かったとしても、発信力が強ければ他人の物を売ることによる収益化が可能である(要するにアフィリエイト)。

しかし、Twitterだとそれが期待できないので、他人の物を売るわけには行かない。このため、収益化を図るにはフォロワー数に加え、自分自身のプロダクトが必要となるのだ。

もっとも、自分自身のプロダクトといっても、特殊な能力が求められるわけではない。受験系のtweetが得意であれば、受験系のコンテンツや個人コンサルでいいし、グルメ情報が得意であれば、おすすめの飲食店とかカフェのコンテンツを用意すれば良い。Twitterの場合には発信者の個性が重視されるので、その個性が反映されたコンテンツがあればプロダクト化することは可能であろう。

もっとも、この点については、私もTwitterでは今のところ収益化できていない。
もちろん、やろうと思えば有料noteを使ったコンテンツ販売も可能かも知れないが、中途半端にやっても仕方が無いと考えているので、しばらくはやらない方針である。

とりあえず、2022年内のTwitterフォロワー数3万人に達した時に改めて収益化について考えたいと思っている。

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