序. 外資系金融志望者は「年収チャンネル」を見ている?
1月ほど前に、以下の記事を投稿したのであるが、YouTube番組の年収チャンネルを見ている人にしか刺さらない、内輪受け的な内容なので、半ば自分の趣味で投稿した。
<年収チャンネル、実咲(みさき)から風薫(ふうか)への交代の影響>
https://career21.jp/2019-09-19-180601
ところが、何故か、この記事が本メディアの訪問者数の上位にランクされ、多い時だと1日に100人近くがこの記事にアクセスしている。
そこで、アップデート版を投稿してみることにした。
1. 年収チャンネルにセンターの女性(風薫)は必要か?
1か月前に投稿した上記記事では、年収チャンネルのセンターの女性が、人気の堀尾実咲(ほりお みさき)さんから、今の上田風薫(うえだ ふうか)さんに交代しても、視聴者数に有意な影響は無さそうだとコメントした。
今回は、そもそも、年収チャンネルにセンターの女性は必要なのかについて考える機会が偶然生じたので、少し考えてみたい。
それは、2019年10月12日の台風19号の影響で、年収チャンネルの収録に風薫さん達が参加できなくなり、株本さんが単独で自宅の新宿のタワマンで収録する事態が生じたからだ。
年収チャンネルの華である、センターの女性が登場しない、株本さん単独参加の放送回の再生回数の状況は以下の通りである。
(2019年10月22日現在)
343回(10/20) 24,660
342回(10/19) 18,016
341回(10/18) 32,002
340回(10/17) 20,691
339回(10/16) 22,847
これに対して、風薫(ふうか)さんの、収録後1週間程の再生回数は以下の通りであった。
(集計時点は、2019年9月19日)
317回(9/18) 13,954
316回(9/17) 19,201
315回(9/16) 19,221
314回(9/15) 23,896
313回(9/14) 41,591
312回(9/13) 18,748
311回(9/12) 28,821
310回(9/11) 22,409
309回(9/10) 16,120
308回(9/9) 16,533
結論的には、センターの女性無しに株本さんが単独で放送しても、収録後1週間程度の時点で比較すると、収録回数に有意な影響は無さそうである。
もっとも、センターの女性が出演している時よりも、再生回数が増加するということまでは言えないので、センターの女性がいない方が良いとまでは言えない。
このため、当面は現状のままで良いのではないかと思われる。
(他方、実咲(みさき)さんのファンには申し訳ないが、わざわざ費用を掛けてまで、実咲さんを登場させた方が再生回数が増えるということは無さそうである。)
2. ある程度、株本さんの思惑通りに進んでいる?
そもそも、年収チャンネルに水着姿の女性を登場させたという趣旨は、ある程度番組が軌道に乗るまで、目立たせて認知度を上げるということであった。
これには、女性ファンを遠ざけるという副作用は承知の上で、株本さんが採用した戦略であり、その思惑通り、そのユニークな番組運営が話題となり、2019年10月時点で登録者数が6.5万人まで増加した。
そして、ある程度番組が認知されると、必ずしもセンターに水着の女性を登場させる必要は無いため、私服の秘書を登場させる形態になったのである。
そうなると、今後はエリートの女性ファンも欲しいだろうから、水着姿のグラビアアイドルに出演料を支払って登場してもらう必要性は無くなるので、コメント欄に書き込んでいる一部の人達にはショックかも知れないが、実咲さん或いは水着のグラビア系の人達が登場することは期待しない方が良い。
(もっとも、何かのタイミングでたまに水着姿のグラビアアイドルを予告の上で登場させると、盛り上がるかも知れないが…。)
結局、株本さんの思惑通りに、進んでいるのではないだろうか?
3. 年収チャンネルの今後の課題
約1年がかりで、登録者数が6.5万人、1回あたりの再生回数が数万件レベルにまで成長してきた年収チャンネルであるが、今後の登録者数10万人に向けて、いくつか課題があると思われる。
①番組の人気放送回と不人気放送回の分析と、番組への反映
年収チャンネルの場合、特に不人気放送回というのが無く、少なくとも1.5万回位の再生回数はあるのだが、人気の放送回というのが存在する。
例えば、外資系金融とかPEファンドという高年収の人の放送回とか、株本さん自身の年収の話とかの放送回は、再生回数が多い。
また、理由はよくわからないが、地方公務員の登場回は再生回数が7万回に達していたりする。
このあたりの分析を行い、事後の番組作成に反映させ、平均再生回数とチャンネル登録者数を意図的に増やすことが期待される。
②ターゲットとして東大生のファンを取り込む
就活生をターゲットとしたコンテンツの場合、やはり、トップの東大生を取り込みたいところである。
東大生が番組を見だすと、早慶、他の私立等が追随するからである。
ところが、東大生御用達のハイエンド向け就活メディア「外資就活」において、年収チャンネルに対するネガティブなコメントを散見した。
考えてみれば、Stock Sun関係者には、早稲田、慶應、京大、神戸大はいるが、東大はあまり見当たらない。CTOの板橋さん位か?
内容的には、十分、東大生の参考になる内容を提供しているので、東大生のファンを取り込んで、視聴者の質を向上させることが望まれる。
③他のStockSunのYouTube番組とのシナジーの追求
StockSunの本業は、Webコンサルティングであり、YouTubeの活用も当然含まれる。
このため、StockSunでは、年収チャンネル以外に複数のYouTube番組を運営しており、StockSunチャンネル、Feliceチャンネル、内定チャンネル、アルバイトチャンネル等が並行して存在している。
2019年10月22日時点で、内定チャンネルの登録者数が約1万人、アルバイトチャンネルは4200人、StockSunチャンネルが5000人と、人数的には多くは無いが、中にはStockSunチャンネルの様な高質のコンテンツも存在している。
このあたりの複数のYouTube番組から、相互に誘導することができれば、更なる飛躍が期待できるだろう。
最後に:植本涼太郎さんの活躍に期待
上記の役割を担当するのは、StockSunのコアメンバーである植本涼太郎さんであろう。
彼の年収は1500万円以上ということであるが、古巣の第一生命の年収と比較すると、退職金、企業年金等を考慮しなければならないので、年収3000万円位は稼ぎたいところだ。
ある程度軌道に乗ってきた年収チャンネルを更に飛躍させることができるかどうかは、植本さんの手腕にかかっているので、ギャラ飲みばかりしていないで、頑張って欲しい。
最後に、11/17(日)のフェリーチェパーティーでのご活躍期待しています!