【非エンジニア職】メルカリに第二新卒で採用されるために準備したいこと

1. ある意味、第二新卒で採用されることは、普通の中途採用よりも難しい?

IPO後、業績や株価で苦労がうかがえるメルカリであるが、今でも優秀な人材の獲得に熱心であり、市場価値を高める優良な転職先と言えるのではないだろうか?

<メルカリの非エンジニア職に第二新卒で応募すること>
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もっとも、確固たるスキルや業務経験を持たないで、第二新卒として人気企業から採用されることは容易ではなく、相応の準備が必要となる。

ある意味、第二新卒で採用されることは、普通の中途採用よりも難しいと言えるかも知れない。何故なら、経験者採用の場合には、確固たる既存のスキルや業務経験が判断基準となるので、それが当該ポジションとフィットするかどうかがポイントとなる。

当該中途採用のポジションと過不足なくフィットする候補者はそれ程多くは無いので、書面審査を通過して面接まで辿り着けば、内定までの距離は比較的近い。

他方、第二新卒の場合は、職務経験やスキルではなく、ポテンシャルに着眼した採用なので、ある意味誰でも応募が可能である。そうなると、競争率は高くなりがちであるし、選別基準も明確では無いので、そもそも書面通過できるかどうかもよく見えない。

また、書面通過をしたとしても、当該ポジションに対する書面通過者の割合は、通常の中途採用よりも高いであろうから、面接プロセスにおいても他の候補者に勝ち抜かなければならない。

このように、第二新卒で採用されるためには、相応の準備・対策を講じておくことが必須である。

2. メルカリの第二新卒に応募するに際して、対応しておきたいこと

①基本的な英語力

メルカリは大変強いグローバル志向をもった会社である。いくら赤字を垂れ流しても、米国事業に挑戦し続けている。また、採用においても外国籍の人材を積極採用していることからも、その本気度はうかがえる。

したがって、志望動機の一つに「グローバルに挑戦する姿勢に共感した」と言えないと話にならないだろう。このため、少なくともTOEIC800点以上は取得して、職務経歴書で示せるようにしておくべきである。

学生時代に就活対策をサボって、TOEICスコアは持っていないという場合でも、MARCH以上の学力があれば、TOEIC対策の専門学校に半年位通うと800点位は何とかなるだろう。

グローバルが大好きなメルカリを目指すのであれば、これぐらいの対応もできないのであれば、他の企業を探した方がいいかも知れない。

②基本的なビジネススキル

英語、会計、プログラミングというと、就活のような話であるが、第二新卒の場合には、新卒と類似した採用基準が採られるので、このあたりは共通である。

財務系を志望するのであれば、簿記2級とか、証券アナリストの一次試験位は合格しておきたい。このあたりの基本的な会計・財務知識は、広く使えるのでやっておいて損はないはずだ。また、簿記2級も証券アナリストの一次試験も、難易度は高くはないし、費用もかkらないので、おすすめである。

財務系は目指さないというのであれば、簿記2級や証券アナリストの代わりに、プログラミングを学習するという手もある。
今では、通学しなくてもWebベースで学べるプログラミング・スクールは結構あるので、おすすめである。

これらについては、職務経歴書のどこかでアピールできるものなので、是非対応しておきたい。

③メルカリのIR周りを十分に読み込むこと

これも就活みたいな話であるが、第二新卒での応募者ではできない人が多数であろう。
ということは、メルカリのIR情報を読み込めば、それだけライバル達に差を付けることが可能だということである。

第二新卒の場合、職務経験とかスキルが判断基準にならないので、対策すれば対応できるところはキッチリと押さえておきたい。

別に難しい話ではなく、メルカリのHPのIRの中の決算説明会用資料のパワポを読み込むだけの話だ。

その際に、米国事業、メルカリ事業、メルペイ事業の売上・収益に関する違いや、今後の重点事項等を覚えておけば良い。主要な数値を把握すれば、やる気がうかがえるのである。

3. メルカリのフリマアプリを使い倒すこと

実は最も大事なところはこれであろう。
第二新卒で、アピールできるスキルが無いことが前提であるので、そうであれば、ユーザー視点でどれだけ語れるかが重要になる。

メルカリの場合は、そもそも、新卒でも経験者採用の場合でも、自社サービス(要するにフリマアプリのメルカリ)に対する思い入れがある人を採りたい会社なので、この点は特に重要だ。

もちろん、メルカリアプリは、使ったことが無い人の方が少ないであろうから、ここでは、どれだけ真剣に、改善点とか便利な点について深く語れるようになるかであろう。

別にお金がかかるわけではないし(売却をやるとお金が入る)、メルカリの第二新卒に真剣に応募したいと考える場合には、積極的に売買をして、気づいた点とかをメモしておくといいだろう。

またその際に、決済サービスについての考えをまとめれば尚良しであろう。
メルペイ部門を志望しないにせよ、メルカリ全体として決済サービスには極めて重点的に取り組んでいるので、その点については一応学習しておきたい。

4. 転職エージェントを通した応募が賢明

これは都市伝説かも知れないが、転職する時は、直接応募が望ましいという意見がある。
しかし、外資系金融の場合には、ネットを経由して応募をしても、まともに管理されておらずメールが放置されているケースもある。

また、業界として転職エージェント経由が当たり前となっているので、直接応募だと推薦してくれる転職エージェントすらいないのかというイメージもあり、あまり見栄えが良くない。

直接応募論者の論拠は、直接応募だと転職エージェントに支払うフィーが掛からないということであろうが、下っ端の要員であればまだしも、採用は重要な戦略の1つであるので、転職エージェントフィーをケチることは優先事項にはならない。

とにかく、コストを掛けても優秀な人材を採用したいというのが真っ当な会社であるので、直接応募はおすすめしない。

また、直接応募の問題点として、情報が取れないということが指摘できる。
大手の転職エージェントを利用すれば、各ポジションにおける採用実績、採用されたもののスペック、面接で重視される項目等、いろいろな情報を教えてもらえる。

したがって、応募する際には転職エージェントを使うのが手堅いやり方だろう。

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