「じげん」への就活、転職、キャリアプランについて考える

1. 「じげん」とはどんな会社か?

「じげん」とは、ライフイベントに関するWebメディアの企画・運営を行っている、いわゆるネット系ベンチャー企業である。

設立は2006年6月で、2013年11月に東証マザーズに上場した。
直近の通期利益営業利益は約41億円、純資産(2019/3末時点)は約138億円、従業員数は連結ベースで約400人位の規模感の会社である。
https://zigexn.co.jp/

2. 「じげん」の何が魅力か?

①上場後も持続的な成長を続けているメディアプラットフォーム運営企業

じげんは、ネット系ベンチャー企業である。
ネット系ベンチャー企業の中には、東証マザーズへの上場時をピークとして、その後は売上や利益が低迷する、いわゆる上場ゴールの企業が結構存在する。

しかし、じげんは上場当時と比べると5倍くらいに成長している、ネット系ベンチャーの中では珍しい持続的成長企業である。

②創業経営者である平尾丈社長が魅力的

創業社長である平尾丈氏は、1982年生まれの36歳。
慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、リクルートに入社し、そこで頭角を現し、最年少(26歳)で子会社の代表取締役に就任する等、数々の社内記録を打ち立てた。

そして、じげんを東証マザーズに上場させ、メディアプラットフォーム運営企業として持続的な成長に導いている。

非常に個性的でフレキシビリティの高い企業運営は、将来起業を目指す若手にとっては魅力的であろう。

③M&Aを積極的に行うなど、成長の機会に恵まれている

じげんは東証マザーズ上場当初より、M&Aをも積極的に活用した成長策を表明しており、今までにも数々の企業買収を手掛けてきている。

この点、経営において派手に大技を駆使することを厭わないので、将来経営者を目指す者にとっては参考になるだろう。

3. じげんで働くには

①就活して、新卒採用されることを目指す

じげんは新卒採用も行っており、これに応募してみるという手もある。
もっとも、新卒においても、じげんの採用方法はユニークであり、採用活動実施時期とか入社時期は問わない柔軟性の非常に高いやり方を採用している。
https://recruit.zigexn.co.jp/

従って、外コンとかGAFAのような外資系IT企業を本命にしている場合においては(さすがに外銀志望者はここには来ないであろう)、とりあえず、じげんから内定をもらっておくという手もあるだろう。

なお、採用サイトのQAによると、新卒採用者数は大体15名程度ということである。

②中途採用で入社する

じげんは、当然ながら中途採用を積極的に行っている。
Webから申し込むという手もあるが、これは一般的にあまり賢いやり方ではない。
間に転職エージェントが入らないために、採用におけるポジションごとの書面通過可能性とか、面接に出てくる人の特徴や対処法といった情報を一切取れないからだ。

平尾社長の古巣のリクルートも当然転職エージェントとして使用しているので、とりあえずは、リクルートに登録して話を聞きに行くのが良いだろう。

4. どういったキャリアプランがお勧めか?

①最初に、給与水準は良くないという点を踏まえておいた方が良い

じげんは若手社員の裁量も広く、早い段階から活躍の機会が与えられる。
当然社内異動のチャンスはあるし、M&Aも積極活用しているので、経営面においても学べる点は多い。

しかし、残念ながら給与水準は、特に新卒の場合はあまり恵まれていない。
初年度は年収300万円台というのは仕方がないにしても、そこからの昇給ペースは遅い。
3~5年働いても、年収で400~500万円というのが結構多い。

ベンチャーにありがちなのだが、中途採用で入って来る場合には前職の年収を引きずりがちなので、同じ位の仕事をしていても、生え抜きの社員よりも中途採用の社員の方が給料が多いということはよくある話である。

だからといって、中途採用の場合も特段給与水準が高いということはない。1000万円はおろか、年収700~800万円も簡単なわけではない。

従って、じげんの場合、中で出世を目指すよりも、スキルを十分に磨いて、いろいろな経営レベルでの仕事を経験させてもらった上で、フリーランスとして独立したり、自ら起業をする、或いは大手の好待遇のネット系ベンチャーを目指すというシナリオを用意した方が良いだろう。

②WEBマーケティングスキルは最低限習得しなければならない

じげんの本業は、WEBマーケティングである。
dジョブ、スモッカ、中古車EXといった、転職、不動産、生活関連を3本柱として、自社開発や他社から買収したWEBメディアを着実に成長させて行くことが、じげんの使命である。

じげんの場合、地道に、UU数、CVR(コンバージョン・レート)、単価と各種KPIを管理し成長させるノウハウに長けている。

じげんに入社するのであれば、このWEBメディアの着実に成長させるスキルを習得すべきである。

③WEBマーケティングスキルに加えて、ユニークな経営スキルも学びたい

WEBマーケティングスキルということであれば、昨日紹介したイトクロでも十分に期待することができる。

<イトクロ(塾ナビ)への就活、転職、キャリアプラン>
https://career21.jp/2019-09-04-153300

しかし、大きな違いは、じげんの方が経営手法が派手で、M&A(上場以来2019年7月までに12件、総額約100憶円のM&Aを実施)の実績、個性的なIR手法、独特な人材採用方法等、経営企画や財務・IR、人事といったコーポレート的なところでも学びは多い。

企業経営は総合力が試されるものであるので、単なるWEBマーケターを超えて大きく飛躍していくためには、そういった経営手法を広く学びたいところだ。

最後に

じげんは未経験者でも採用のチャンスはあるが、教えてもらおうという受身の姿勢では勿体ない。別に結果を出せなくてもよいので、自らWebビジネスを起ち上げた方が興味やモチベーションは格段に上がるはずなので、いろいろ試した上で、じげんの門を叩くことをお勧めする。

アルバイトも随時募集しているので、学生の場合であれば、とりあえずアルバイトから始めて見るというのも手だ。