年収400万円の新入社員が将来のキャリアのために考えたい給料の使い道

序. 自分への投資が最も効率のいい投資である

もう6月下旬なので、2019年4月入社の新入社員も長い集合研修を終えて既に現場に配属されている頃であろうか。大企業の場合、お祝い金というような名目で夏のボーナスも多少は出たであろう。

日本企業の場合、企業毎の給与格差が生じてくるのは入社数年後からであり、初年度については余り違いはなく、どこも額面で年収400万円くらいであろうか?

まだまだ全然足りない年収であろうが、学生と比べると多いし、普段は働くので無駄使いする時間は少なく、将来の収入アップに向けて初任給も有効活用したいところだ。

「自分への投資が最も効率のいい投資である」というのは、グロービスの堀さんの言葉である。いろいろ使いたいことが沢山あるお年頃であろうが、そのうちの一部は将来の収入アップにつながる自己投資に振り向けたい。

1. 英語力の強化

外資系とか総合商社とか、トップクラスの人気企業に就職するためには英語力(或いは留学経験)が不可欠のようだ。少子高齢化に伴う国内市場の縮小は避けられそうもないので、グローバルキャリア(外資系含む)を選択しようとなると英語力が不可欠だ。

英語は年を取ればとる程習得が難しくなるようなので、なるべく早いうちに英語が苦手な人は強化しておきたい。

英語はできる人と出来ない人とにはっきり区分され、それによる将来の選択肢が全く異なってくる。社会人になって、英語を学習するのは面倒だし、お金もかかるが、英語は最も効率のいい投資であるので大変お勧めである。

どうすれば英語を強化することができるかというと、ベルリッツに通うのが最も手っ取り早いだろう。他にも英会話学校はあるだろうが、特別安い訳でも無いし、特別に短期でマスターできるというような裏技はあり得ないので、ベルリッツが一番手堅いのではないだろうか?

気になる料金であるが、完全な初心者(一番下のレベル1)から外資系で働くことが可能となる中級(レベル4)まで、大体、200コマのプライベート・レッスンを受ければ良いということである。

100レッスンが約80万円なので、200レッスンだと約160万円となる。
週に2コマ(1コマは40分)受講すれば、2年間かかることになる。

よって、毎年80万円ずつつぎ込むことが必要になるわけだ。しかし、額面年収の2割を英語に突っ込むというのは抵抗があるかも知れない。その場合には、少し割高にもなるが、50コマだと45万円位で申し込みができる。

外資系金融に行くと、年収1000万円というのは一番下のラインであり、30歳だと年収2000万円位は全く普通なので、すぐに回収できてしまう。

だから、ケチらずに英語を強化したい。

2. プレゼンテーション力の強化

英語は学生の間に留学等で対応済みであるという新入社員は、先ほどのベルリッツの受講料はセーブできることになる。あるいは、将来は外資系企業でのキャリアを目指すのではなく、ベンチャー起業を目指しているので英語の優先順位は低いという場合には、プレゼンテーション能力を高めておきたい。

プレゼンテーションスキルは、社内、社外、中途採用の面接、ベンチャーコンテストでのプレゼンと、応用範囲が広いし、生涯使えるものである。

このため、時間がある新入社員のうちに対応できるのであれば、極めて効率的である。

問題はどうやってプレゼンテーション能力を強化するからである。
プレゼンテーションに関する書籍は数多くあるが、これは練習して他人に見てもらわないとなかなか上手くならない。

英会話のようなスクールは余りないが、グロービスの単価講義でビジネス・プレゼンテーション講座というのがある。これは、1回あたり3時間の講義×6回である。
1クールが3か月間で受講料は約12万円程度なので、英会話と比べると大した負担ではない。これは、元マッキンゼーとか元ATカーニーの人が講師をやってくれて、グループワークで練習重視なので一定の成果は期待できる。グロービスは無料のお試しレッスンを頻繁に開催しているので参加してみればいいだろう。

https://gms.globis.co.jp/curriculum/bup/

3. ビジネス、趣味、教養への投資

英語、プレゼンテーションはOKという場合には、ビジネス一般、趣味、教養への投資も悪くないかも知れない。趣味と実益を兼ねることができるので、楽しみながらスキルアップも図ることができるのは魅力的である。

まず、経営戦略、マーケティング、企業会計などを包括的に学んでみたいという場合には、国内系のビジネススクールが実施しているMBAエッセンシャル講座的なものが参加し易くて良いかも知れない。

面白いと思えば、将来米国のトップMBAとか、或いは、最近注目され始めている香港やシンガポールのMBAコースに留学すれば良い。

例えば、早稲田大学ビジネススクール主催のものは種類も多く、10万円以下で受講できるので悪くないだろう。
https://school.nikkei.co.jp/special/mba_wbs/

また、読書家の場合には、森ビルがやっているアカデミーヒルズ・ライブラリーという名の会員制優良図書館がお勧めだ。月々わずか9000円、年間10万円で会員になると、あの雰囲気の中でビジネス書とか読み放題だ。気分転換にもいいだろう。

https://www.academyhills.com/library/index.html

ワインに興味があれば、ワインスクールというのもある。但し、ワインはとにかくお金がかかる趣味なので、有名シャトー物を好きに飲めるようになるにはかなりの年収を実現する必要があるが、それを目標として勉強してみるのも良い。

外資金融とか、起業家とかで成功している人の中には少なからずワイン通はいるので、磨いておけばいつか役に立って良いコネクションに繋がるかも知れない。

https://www.caplan.jp/wine/class/index.html

4. 消費について

年収400万円の新入社員の場合だと、当然ながら、高額なものを次々に消費する訳には行かない。しかし、新入社員時代も含め、若い間は独身寮に入ることが多い。そういったところは、家賃が月数千円とタダ同然なので、意外に使える金額は見かけよりも多かったりもする。このため、何か絞って税額な消費をするというのはアリだろう。

①クルマについて

バブル世代の場合、収入が増えればいいクルマを買いたがる人が多かった。当時はクルマがステータスシンボルの時代であったからだ。このためか、フェラーリとかポルシェとかマセラティとかAMGあたりに乗っているのは高齢者であることが多い。

こちらの画像のBMWのX2などは、車両価格400万円代くらいからあって、面白いかも知れないが、クルマは維持費も掛かるので、しばらく我慢した方がいいかも知れない。

②時計について

時計の場合、クルマと違って維持費がかからない。また、最近では長期分割払いで、しかも金利ゼロ(或いは低金利)というお得なファイナンスが付く店もあるので、高級時計が身近な存在になった。

もっとも、新入社員等の若い人に人気のあるロレックスのエクスプローラーとかサブマリーナあたりは正規店では万年品切れ状態になってしまった。並行店で定価よりも高値で買うのはバカらしいので、正規店でも買えるベーシックな商品だと、オイスター・パーペチュアルが買える。これは50~60万円位なので、冬のボーナスが出ると十分に射程圏内であろう。

昔は、ロレックスは高級品なので、1ランク落として、オメガとかタグホイヤーというパターンがあったが、オメガは結構高くなってしまった。ダイバーズウォッチ系が好きなら、タグホイヤーのアクアレーサーは20万円位から買うことができる。

日本橋高島屋のウォッチメゾンに行くと、このあたりまとめて見ることができる。

③グルメについて

たまにであれば、フレンチ、イタリアン、寿司、ステーキ、中華と好きなものを食べればいいのだろうが、若いうちは寿司とか和食系よりも、ステーキ、焼肉といった肉系の方が好みかも知れない。

ステーキの場合、いいものは食材が高いので、夜有名店に行くと一人当たり2~3万円もしてしまうのでコスパは良くない。

そこで、有名店のランチは狙い目である。例えば、ステーキの名店ハマの場合、ランチだと1人当たり5000~7000円程度と、比較的割安だ。
http://www.steakhousehama.co.jp/shop/

あるいは、神戸牛が好みであれば、六本木のステーキのカワムラなども雰囲気がゴージャスで良いし、日曜の昼間とかなら行きやすい。
https://www.bifteck.co.jp/restaurant/roppongi/

最後に ~本はバンバン購入しよう!~

それから、社会人になると学生の時よりはお金に余裕ができるだろう。
上記の優良図書館とダブるかも知れないが、気に入った本は経済誌も含め、バンバン買うのをお勧めする。読書というのが地味ながら着実なスキルアップの手段だからだ。

大企業で400万円スタートの場合、次の目標は年収1000万円であろうか?
初任給を有効に自己投資に活用して、早く年収アップに成功したいところだ。