商社、金融、コンサル?年収1000万円の独身サラリーマンの東京生活

1. エリートサラリーマンにとって年収1000万円は通過点かも知れないが…

年収1000万円というと、憧れの高収入とされている。
ところが、エリートサラリーマンの場合には、20代のうちに到達してしまう。
外資系金融を除いた場合、最も早く年収1000万円に到達できるのは総合商社であろう。
残業代とボーナス水準にもよるが、4年目位で年収1000万円位になる。

また、メガバンク、大手損保、大手生保、大手証券会社の場合にも、職種や企業によって異なるが、早ければ30歳の時点で年収1000万円は可能となる。

こういったエリートサラリーマンの年収は、その後も増え続けるのであるが、商社や金融の場合でも、年収2000万円には40歳を過ぎないとまず到達できない。

従って、年収1000万円代の期間は長いので、1000万円で如何に充実した生活ができるか、賢い使い方を考えたいものだ。

2. しかし、東京では年収1000万円でもカッコいいタワマンに住めない?

年収1000万円の手取り額はというと、約720万円である。一月当たりにすると、約60万円である。しかし、ここで重要なのは、高給サラリーマンの場合、総じてボーナス比率が高い。

例えば、月給額面(残業代諸手当込)60万×12+年2回のボーナス140-150×2、
というイメージだ。ボーナスは変動するリスクがあるので、固定費である家賃にあまりお金をかけ過ぎることはリスキーだ。

また、ボーナスがあるといっても月々が赤字だと心理的に圧迫されるので、あまり家賃につぎ込めないのだ。

外資系金融機関の場合には、準社宅制度と言って、会社名義で借り入れてもらって家賃相当額を給与天引きという制度があるが、国内系企業の場合にはそういった制度が無い場合もあるので、家賃は手取り金額から支払うものと想定しよう。

そうなると、月々の額面が60万円とすると、手取りは42-3万円。この場合、MAX出せる家賃は15万円位ではないだろうか?年収で見ると2割以内に収まるが、月々の手取りの1/3超である。他にもいろいろ使いたいであろうから、これぐらいで探したいところだ。

①港区の家賃は高すぎる。豪華タワマンは独身用の1Rでさえ無理?

「自分は20代で早くも年収1000万円になったエリートだ。従って、相応に、港区のカッコいい夜景の綺麗なタワマンに住んで、自慢したい!」と考えるかも知れない。

<港区タワーマンション賃貸検索>
https://www.m-standard.co.jp/search/港区_CI/5_CT/

これはモダンスタンダードという高級賃貸物件を扱う不動産会社のサイトであるが、港区であれば最も安い20平米台の広さの部屋でも15万円以下では見つからない。
しかも、検索で引っかかるのはタワマンといっても40階建て位の本当のゴージャスなタワマンではなく、高層マンションとタワマンの中間的な微妙な物件だ。

写真のようなカッコいい本当のタワマンだと、35平米で30万円以上する。
六本木ヒルズとか東京ミッドタウンといった有名物件だと、空いている部屋を検索掛けると一番安くても60万円以上はする。

②湾岸の芝浦アイランドでも家賃15万円じゃ無理か…

港区と言っても、赤坂、六本木、麻布、白金台、高輪あたりは確かに高い。
しかし、山手線を超えて湾岸に行くと、グッと賃料は下がる。
その中で、三井不動産が運営する芝浦アイランドという巨大なタワマン群があり、ホテルのようなゴージャスさの割に、そこそこの家賃のタワマン賃貸がある。

しかし、ここでも家賃は17万円~で、しかも5階とか7階という低層階が多い。
港区のタワマンは厳しいようだ。

<芝浦アイランド>
https://www.mitsui-chintai.co.jp/rf/result?search=%E8%8A%9D%E6%B5%A6%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89&sscd=google&DAL=SNJhtw8_JfSP&DCT=1&utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=bukken&_adp_c=wa&_adp_e=c&_adp_u=p&_adp_p_md=186&_adp_p_cp=5951&_adp_p_agr=124331&_adp_p_ad=348735&gclid=Cj0KCQjwl6LoBRDqARIsABllMSZDcLmdWrq6yqZWrbQNDS6lSTM4bRooMwq5Wv4gsun8TCkS1yWC5N8aAuxNEALw_wcB#

③仕方なく、妥協して、世田谷・目黒で見つけたいのだが…

港区が高い場合には、世田谷・目黒という郊外で探す場合も多いが、このあたりはタワマン立地では無いし、家族向けが多いので豪華な物件は低層型でワンルームが少ない。

このため、ワンルーム系の間取りで検索を掛けても、ゴージャスで見栄えの良い物件は見つからない。

<世田谷・目黒の物件>
https://tokyorent.jp/pickup/122/?gclid=Cj0KCQjwl6LoBRDqARIsABllMSb_JfPYY13NzWR5CnVwyHhArGafD24OjJc54l8KzxHgkZGht7GsacsaAtXCEALw_wcB

④結局、住まいにお金をかけるよりも他で贅沢すべきでは?

以上のように、一等地でゴージャスなマンションとなると、少なくとも家賃を20万円以上用意しなければならない。

従って、住まいで見栄を張るのは得策ではない。
商社も金融も独身寮は完備なので、寮に住み続けるか、あるいは、江東区あたりの近いところの物件にしてセーブするという方がいい気がするがどうだろうか?

3. 住まいで節約して、その分、いいクルマに乗るという手もある

今の若い人はクルマに興味が無いという。確かに、今の40代以上のオジサン達と違って、クルマがステータスシンボルではない時代かも知れない。フェラーリとかポルシェに乗っているのは、確かに高齢者が多いかも知れない。

しかし、住居費を節約すると、残価設定型ローンが存在するので、かなりいいクルマを購入可能だ。BMWの5シリーズというのは昔、外銀の20代社員の間で流行ったことがあったが、もう少し個性的なのがいいとなると、ベンツのAMGはどうだろうか?

昔は、フェラーリやランボルギーニと同格で2000万円以上はしそうなクルマであるが、今では800万円位から購入可能である。まあ、AMGは贅沢かも知れないが、残価設定ローンを使えば選択肢は拡がる。

4. パテックとかオーデマピゲのような高級時計が買える

クルマと違って、高級時計に関心がある男性は、年齢に関係なく多いようだ。
昔は若者にとって憧れであったロレックスのサブマリーナとかエクスプローラーとかは人気が出過ぎて、正規店の店頭から消えてしまった。正規店の店頭に入荷されれば瞬間蒸発だという。

また、ロレックスじゃ面白くないと考える人達が増えたのか、それよりも上級ブランドのオーデマピゲのロイヤルオークも超人気/超品薄となっている。一番人気なのは3針モデルで定価は200万円を越える。

<オーデマピゲのロイヤルオーク>
https://www.audemarspiguet.com/ja/watch-collection/royal-oak/?gclid=Cj0KCQjwl6LoBRDqARIsABllMSbwreuagY05sUC2cSEwtzvpMqn2OGTzBI-CAFPS_Yq1wvx_zm4M8_UaAmbjEALw_wcB&gclsrc=aw.ds

この背景としては、ファイナンスが充実していて、正規店でも60回払いの低金利のローンが使用できる。パテックやオーデマピゲ以外にも、個性的で高価な時計は沢山あるので、時計に興味がある年収1000万円の独身サラリーマンは、銀座のアワーグラスとか日本橋の高間島やウォッチメゾンに行くと、あらゆるブランドが集まっていて便利である。

5. 時々は贅沢な食事を楽しみたい

贅沢な食事、銀座の高級寿司店、豪華ホテルのレストラン、ミシュランの☆付レストランだと、高いワイン抜きでも二人で5万円位にはなる。このくらい、たまにであれば特別高収入でなくとも行くことは可能であるが、年収1000万円になると定期的に豪華な食事を楽しむことも可能である。

コンラッド、マンダリン、リッツカールトン、シャングリア、フォーシーズンズ、ペニンシュラのレストランとか、

高級寿司、ふぐ、鉄板焼き、ミシュラン掲載のフレンチ、中華、イタリアンといった味重視もいいだろう。

こういうところはサービス水準も高いので、一流を知るという意味で良い機会にもなると思われる。

6. でも、一番大事なのは投資ではないだろうか?

以上は、全て消費に関するものである。
住居を除くと、年収1000万円になると、クルマ、時計、食事と結構いろいろなことで楽しむことが可能であることがうかがえる。

しかし、若くして年収1000万円を手にすることが出来たのであれば、もっともっと上を目指すことも可能である。その場合、年収1000万円の中から、「消費」だけではなく「投資」に振り向けることが重要となる。

①金融商品への投資について

「投資」というと、株、投資信託、FX、今だと仮想通貨といった金融商品への投資を想起する人が多いかも知れない。

確かに、金融庁の2000万円貯金必要問題が取りざたされているので、投資に関するリテラシーを高めることは有用かも知れない。

しかし、年収1000万円の段階ではまだまだ十分な投資のための原資が足りないし、そもそも投資で大きく稼ぐことは難しい。

また、より重要なのは、投資で儲けるよりも年収をアップさせることに注力することである。

従って、この段階では投資は勉強用のためのものと考えて、少額の株式投資或いはファンド累投などをやれば十分だろう。

②自分への投資について

グロービスの創業者の堀さん曰く、「もっとも効率の良い投資は、自分自身への投資」である。

もちろん、グロービスとか早稲田ビジネススクールのような社会人向けの学校に通うという選択肢もある。

しかし、自分への投資手法はごまんとある。例えば、十分な読書をするということは典型であり、年収1000万円もあれば、バンバン面白そうな書籍を購入することが可能だ。

また、賛否両論分かれるところであるが、最近ではオンラインサロンによっていろいろな情報を入手することができる。せいぜい一月当たり数千円程度なので、無駄だと思えば入会後に退会すればいいだけの話である。

例えば、将来ベンチャー起業に興味があるのであれば、The Start Upで有名な梅木さん主催の「Umeki Salon」などがある。
https://lounge.dmm.com/detail/575/

ベンチャー起業に興味があれば、著名なVCであるインキュベイトファンドとかサムライインキュベイトなどは無料でイベントを随時実施しているので、参加してみれば大いに刺激になるだろう。
http://incubatefund.com/news/

また、英語ができないのであれば20代のうちに磨いておかないといけないので、私費でベルリッツ等に通うというのもある(一流企業の場合は福利厚生でお得なものもあるはずだ)。
或いは、財務系のスキルを強化したいのであれば、USCPA或いは証券アナリストの資格を取得するという手もある。

以上のように、自分への投資が最も堅い投資であるので、好きなものに消費しても構わない