1. 高収入で消費性向の高い外資系金融では、当然クレジットカードも豪華?
外資系金融というと、初年度から年収1000万越で、20代のうちに年収2000万、VPになると3000~5000万、MDだと1億円も有り得る高収入の職業である。
そして、フェラーリ、ランボルギーニ、ミシュラン☆付レストラン、高級ワインが大好きで、高額消費が大好きな人達である。
当然、使用するクレジットカードは、ブラックカードとか、そこまで行かなくとも、アメックス・プラチナカード位は持っていて当然というイメージである。
2. しかし、実際はそうでもないという…
しかし、外資系金融の場合には、そこまでこれ見よがしにブラックカードを保有し誇示したがるという傾向は無い。
何故かというと、いい意味でつまらない見栄を張る必要が無いから。
2000年前までは、今ほど存在が知られていなかった外資系金融だが、リーマンショックの前の好況期にその羽振りの良さが知れ渡り、今では高学歴の学生の間で人気トップの業界となってしまっている。
外資系金融というと高収入というイメージが出来てしまっているので、無理して金満アピールをする必要がなくなっているのだ。
反対に、自営業者の場合には、一般人は帝国データバンクとかにアクセスできないので、本当にお金を持っている人かどうかの見分けがつかない。そこで、成功している自営業者は本物の金持ちであることを証明するために、ブラックカード等のクレジットカードの権威が欲しいのだ。
ところが、外資系金融の場合にはその心配が無いのである。
また、もう一つの理由として、単純に必要性が無いということが言える。
外資系金融の場合には、海外出張の際の宿泊費や飲食費については、コーポレートカードの使用を義務付けているケースが多い。これは経費を精算する経理にとっても、使用者である従業員にとっても便利である。いちいち、自分のクレジットカードを使って別途清算手続きというのは面倒臭いのである。
従って、ブラックカード集めに無駄なエネルギーは割かないのである。
3. それでは、外資系金融の人はどういったクレジットカードを使っているのか?
これは様々であるが、部署によって頻度は異なるが、海外出張の機会は国内系金融機関よりは多いので、JALとかANAの航空会社系のゴールドカードを持っている人はいる。
また、時計とか家具とか宝飾品とか(中には絵画が好きな人も)、デパートでの高額のお買い物は嫌いでない人たちが多いので、三越、高島屋、伊勢丹といった百貨店系のゴールドカードを持っている人達もいる。
航空会社系とか百貨店系のカードはポイントもそこそこだし、VISAとかMASTERとかが付いているので、ダイナーズのように使えない店とかがあって困るということはない。
外資系金融の人は実用性重視の面もあるので、こういったもので不便は無いのだ。
コーポレートカードではなく、プライベートでもアメックスを持っている人も当然いるが、普通にゴールドカードとかで、無理してプラチナを使おうということもない。
まあ、無理して金持アピールする必要は無いので、VPとかMDとかの昇格とか、業績を上げて多くボーナスをもらうことに本業を頑張れいいだけなのだ。
最後に ~アメックス・プラチナが誰でも申し込みできるようになった!~
https://news.cardmics.com/entry/amex-platinum-openka/
アメックス・プラチナはインビテーション無しでも誰でも申し込めるようになったようだ。
こうなると、ますますクレジットカードでステータスを誇示することは無意味になる。
そうなってくると、成功している経営者とかフリーランスの人は、どうやって真の高所得者であることを誇示すればいいのだろうか?