世帯年収2000万円なのに貯金ゼロ?目標とすべき貯金額と対処法について

1. 世帯年収2000万円で貯金ゼロの原因は?

週末(2019/6/9)の東洋経済オンラインの記事で、世帯年収が2000万円もあるにも関わらず貯金ゼロ或いはわずかな貯金しかない家庭が見られるというものがあった。
https://toyokeizai.net/articles/-/281072

この理由としては、世帯年収2000万円以上の家庭は夫婦ともに高年収のエリートであることが結構多い。例えば、医師と会社経営者、夫婦ともに大手金融機関勤務、或いは夫婦ともに弁護士、会計士といった専門職である場合である。

こういった家庭において子供がいる場合には、家事とか育児について保育園(しかも高額)を利用する他にヘルパーを利用することによってコストがかかるというのが一つの理由である。

また、ハードワークをしている場合、その分ストレス解消のために高級品を買ったり、贅沢なバカンスをとったり、高給なレストランに行ったりすることもある。稼いだ分だけそれに応じた消費をするというケースである。

或いは、稼ぐ人たちは自分への投資という大義名分で、自己啓発とか、人脈作りとか、高額サービスの利用を厭わないケースも多いという。

いずれにしても、沢山稼ぐことが出来る自信と自負があり、その分、躊躇なく贅沢に消費生活をするというのが典型的なパターンだという。

2. 自分への投資も悪くは無いが、ある程度の貯蓄の癖はつけておきたい

もちろん、自分への投資とかストレス解消のための贅沢はある程度は理解できるものの、いつまでも高収入を維持できるとは限らない。特に、将来の子供の教育費による支出の増加などを想定すると、高収入だけど貯蓄ゼロの生活を続けることは望ましくない。

どこかのタイミングで方向転換をして、ある程度、貯蓄性向を高める暮らしに舵を切っていくことが望まれる。

3. それではどの程度の貯蓄額を目指せばいいか?

望ましい貯蓄額というのは、その家庭毎に違って良いのだが、とりあえず目安としては、「年収の2倍」というのが一つの目標になる。

この「年収の2倍」というのは、論理的に計算された金額ではないが、大手証券会社在籍中のFP(ファイナンシャル・プランナー)研修の際に、著名な独立FPの先生から教えてもらった公式である。まあ、経験則的なものであろう。

この「年収の2倍」というのは良く出来ている数字であって、どの年収レンジであってもかなりがんばらないと達成できない数字である。何故なら、年収が増えると累進税率が効いてくるので年収が増えた程には貯蓄が難しくなるからである。

しかし、年収が低いと税率は低いものの最低限の生活費というか、固定費的なものはあるので、自由に使えるお金は少ない。

よって、年収が高くても低くても、「年収の2倍」を達成するのはかなりの計画性と継続性が必要となるのだ。

年収2000万円の世帯であれば、年収の2倍というと4000万円である。貯蓄が可能な年収に対する割合がせいぜい2割と言われるので、年収2000万円世帯であれば、貯蓄ゼロだと10年はかかることになる。もちろん、これは運用益は無いものとした数字であるが、日本のゼロ金利下においては、運用リスクを取ることはあまりおススメではない。

年齢にもよるが、年収の2倍の貯蓄額が無い人の方が多いだろうから、とりあえず「年収と同額」の貯金を目指すべきであろう。

4. 貯蓄をするための方法

①目標額を決めて強制的に貯金をする「仕組み」を作る。

貯蓄をするといっても、夫婦そろって消費性向・贅沢志向が強い場合には、なかなか生活習慣を改めることは難しい。そこで、ある程度強制貯蓄の仕組み、要するに、給与天引きの積立投資のようなものを始める他ない。

結局、つみたてNISAとかiDecoを利用するという方法が、一番現実的で手堅い方法である。

何をどう節約するかについては、夫婦間の話し合いだけだと揉めそうなので、外部のFPに相談するのも悪くないであろう。金融機関のイベントで、FPによる無料相談会という企画があったりするので、そういったものを利用しても良いだろう。

②副業の利用

雑誌・メディアのこの手の相談室の場合、解決策は、いかにして支出をカットするかということのみが紹介される。

しかし、今後は収入を増やしてその分を貯蓄に当てるという解決策もある。
クラウドワークスとかランサーズのWebサイトを見ると、自宅でネットでできるライティングのような単純作業だと簡単に見つかる。

もっとも、この手の単純作業だと高年収の人達からすると効率性が悪く、長く続けてもスキルが蓄積されないという問題がある。

そこで、会社によって許可される場合とそうでない場合があるかも知れないが、ネット/SNSを使って情報発信によって儲けるという手もある。この場合だと、うまくハマるとかなりの金額を稼ぐことも可能となる。

向き不向きもあるが、インテリジェンスが高く何らかの専門分野をいくつか持っている場合には面白いかも知れない。

この記事が副業について興味深い情報を提供をてくれているので、参考になるだろう。
https://keyplayers.jp/archives/3135/