外資系金融以外で、年収2000万円以上を目指すための就活について

1. 外資系金融から内定をもらうことが極めて難しくなった

お金を沢山稼ぎたいという学生にとっては、外コンよりも商社よりも、一番稼げる可能性があるのは外資系金融である。そんなことは、トップ学生にとっては当たり前の話なのであるが、特に最近、外資系金融から内定を取るのは難しくなっているようである。
https://career21.jp/2019-05-31-100844

2. 年収2000万円以上を稼げる代替案を探すのは難しい…

①30歳で年収2000万円が可能な職業とは?

外資系金融が無理そうであれば、就活において代替案を考えればいいだけのことである。
しかし、年収1000万円ならともかく、年収2000万円となると代替案がなかなか思い当たらない。

もちろん、年収2000万円といっても、何歳の時点で達成かが重要だ。
50歳でもいいのであれば、上場企業であれば役員になれば年収2000万円は十分可能だろう。しかし、外資系金融を目指す就活生は、若いうちから活躍し、若いうちから高収入を実現したいわけである。

そうなると、外銀を基準に考えると、少なくとも30歳時点で年収2000万円は達成したいところだ。

その可能性がある職業について、思いつくまま並べてみると、以下のような感じだ。

(1) 美容外科医
(2) 大手渉外法律事務所
(3) 外コン(但しMBBの、BCGでいうプロジェクト・リーダー以上)
(4) ベンチャー/起業
(5) キーエンス
(6) 歩合系サラリーマン(プルデンシャル生命、日本M&Aセンター他)
(7) 外資系IT

(1) の美容外科だと、未経験で2000万超スタートが確実である。但し、医師免許がいるので、大学を入りなおさなければならない。医学部ならどこでもいいので、今から準備をしたらギリギリ間に合うかも知れない。

(2) の大手渉外法律事務所の場合、初年度が1200~1400万円スタートで徐々に上がっていくので、アソシエイトの段階でも入所5年目位で年収2000万円位にはなる。

したがって、東大法学部生で学力に絶対の自信がある場合には、「外銀に入るのがそんなに大変なら、司法試験を目指した方が堅い。」と考えて、方向転換するのはありだろう。

(3) の外コンで出世を狙うというのは、理屈としては有り得るが、現実性は無いだろう。そもそも、外コン(MBB)から内定を取るのは外銀と変わらない位難しいし、30歳でプロジェクト・リーダーにまで昇格できる確率はかなり低そうだからである。それができるのであれば、外銀、最悪でも国内系専門職コースの内定はもらえそうである。

(4) は本当は狙い目なのだろうが、成功するための定型性が低い。これには、2パターンがあって、上場前のメルカリのようなある程度勝ちが見えているベンチャー企業にストックオプションをもらって入社するパターンと、自ら起業をしてEXITをするパターンがある。後者の場合は、IPOを目指すという大きな話でなくとも、アフィリエイトサイトの売却といったものも含まれる。これについては、別の機会に検討したい。

(6)の歩合系サラリーマンというのは穴場かも知れない。営業に自信がある学生は、いっそ、こちらを狙うという手もある。もっとも、外資生保の歩合で勝ち抜くのは、ある意味、外銀の内定をもらう以上に厳しいだろうし、そもそも外銀志望者は歩合系サラリーマンを志向しないだろうから、あまり現実的な選択肢ではない。

(7)の外資系については、特定のスキルを有するエンジニアについては30歳で年収2000万以上は十分狙えるようである。もっとも、文系の就活生には関係ない話であるが。

②キーエンス再考

以上を見ると、30歳で年収2000万円が可能なキーエンスがいかに魅力的かということが再認識できる。医師免許、弁護士免許は不要だし、高度なプログラミング・スキルも、歩合営業で勝ち抜くことも不要だ。

キーエンスは、コンサルとか商社とかと併願できるので、外銀を真剣に目指しているようなハイスペック学生にとっては内定はそんなに難しくないだろう。とりあえず話を聞きに行って、行けそうであれば内定を取りに行けばどうだろうか?

3. とりあえず30歳で年収2000万なくてもいいという場合

そこそこの年収で、将来ベンチャー・起業も目指せるし、入社後に安定性が欲しくなれば商社への転職も可能な、総合系コンサルを目指すというのが一番堅いかも知れない。
アクセンチュアとかデロイトとかアビームとか、あと数年位は大量採用をしてくれそうなので、ハイスペック学生が真面目に準備をすれば、どこからかは内定をもらえるだろう。

また、内定は保証の限りではないが、とりあえず総合商社というのもある。財閥系以外(要するに、伊藤忠、丸紅)であれば、ハイスペック学生の場合には内定を取れる可能性はそれなりにあるはずである。

但し、商社の場合はプロフェッショナル・スキルが身に付かないので、年を取れば取るほど転職は厳しくなる。入社後にアップサイドを狙いたいという場合には、途中でトップMBAを取りに留学するなど、キャリアプランを再度考えなければならない。

大手ベンチャー系企業で面白いポジションがあればいいのだが、なかなか魅力的なポジションが無い。総じて、日本の既上場のベンチャー企業は給与水準が低く、また、退職金・企業年金等の福利厚生も良くない。このため、途中で転職することを前提としたキャリアプランを構築しなければならず、ハイスペック学生としてはなかなか決めずらい。

但し、楽天キャピタル、YJキャピタル、LINE VenturesあたりのVCは面白いかも知れない。このあたりはフレキシブルなので、表向き新卒採用はしていない場合でも気に入ってもらえると採用してもらえるかのうせいがあるので、当たってみてもいいだろう。