三越伊勢丹。流通業界への就活、年収、転職について

1. 流通業界でのキャリアを形成するために三越伊勢丹へ

何故、今更デパート業界かということであるが、当然これは終身雇用を前提としていないキャリアプランである。

三越伊勢丹は、基本的にあまり給与水準が高くない流通業界にあってはトップクラスの給与水準にあり、実際、早稲田、慶応からも相当数の学生が就職している。

しかし、狙いは給与水準ではなく、流通業界におけるスキルを取得することにある。流通業界の中では、元ヨーカドーグループの人と元伊勢丹の人達があちこちの新しい流通業態で活躍しているのは、良く知られた話である。

デパートという業態は衰退するかも知れないが、流通業界全体が衰退するわけではない。例えば、楽天、アマゾン、ZOZOというのはECであるが、流通業界でのスキル・業務経験はネット系のECビジネスでも十分に活用することができる。

また、伊勢丹の場合は、オウンドメディア(FASHON HEADLINE)でも定評があり、Webマーケティングのスキルを磨くことも可能だ。

以上より、終身雇用狙いではなく、将来ECを含む流通業界のトップになって大きく稼ごうという人にマッチしたキャリアプランとして、三越伊勢丹を検討したい。

2. 三越伊勢丹の年収水準

① 三越伊勢丹の年収に関する全体観

三越伊勢丹は老舗だが、単なる年功序列ではなく、実力主義であり、比較的若手登用の傾向が強い。給料も昇格しなければ頭打ちになってしまう。
課長とそれ以下のポジションとで、かなりの違いがあるが、課長になるためには外部委託された試験に合格しなければならない。早ければ、30過ぎで課長になることが可能である。

② 入社年次、タイトルと年収推移

初年度は300万円強のスタートで、この時点で、大手金融機関やメーカーより若干遅れ気味である。これは初年度のボーナス水準が低いからである。そこから係長になるまでの4年間位は給与の伸びが悪く、2年目で350万円、4年目で450万円という水準でなかなか厳しい。30前に係長になると、年収はようやく500~600万円程度となる。

カギは課長への昇進であり、無事試験に合格し課長になると、年収は800万円位となる。課長はレンジが広く、上の方になると年収は1100万円位になる。40歳課長で年収1000万円というのが一つのモデルである。

そこから更に昇格して部長になると年収は1200~1500万円位となるが、同期で課長になれるのは2割にも満たないため、なかなかここまでは辿りつくのは難しい。

なお、住宅補助制度が無いのが、地方出身者には厳しいところだ。20代の年収400万円台の時代に家賃を全てアフタータックスで自己負担となると、生活は楽ではない。

その代わりという訳ではないが、四半期に一回くらい社内販売制度があって、定価の7掛け位で購入できる機会がある。買い物が好きな人にとっては嬉しい制度かも知れない。

3. 三越伊勢丹におけるキャリア、転職について

流通業というのは、その時々によって、いろいろな新しい形態が生まれる。そうした中、給与水準とか将来性を考えると、ECビジネスを狙ってみたい。

三越伊勢丹にいると、当然流通に関する基本的な知識と経験をつかむことができるが、Webマーケティング系のスキルを磨いておきたい。
このため、そういった部門への配属を希望したいところだ。

せっかく、三越伊勢丹で修行するのだから、課長にはなっておきたい。30歳前半に課長になると、労務管理などを含めかなり幅広い業務経験が可能になる。また、流通業界で三越伊勢丹の課長というと見栄えもいいので、幹部クラスでの転職で大幅な年収アップを目論みたいところだ。

最後に

ネットビジネスにおいてECというのは大きい分野である。ネットビジネスでなくとも、新しい形態の流通系企業は登場している。したがって、流通業界でのスキルを磨き、将来転職して成功したいというのは面白い狙いではないかと思う。

もっとも、20代の給与水準と家賃補助無しというのが辛いので、実家から通いたいところである。