あおぞら銀行への就活(第二新卒含む)、年収、キャリアについて

1. あおぞら銀行とは?

あおぞら銀行とは、旧長期信用銀行の一角である日本債券信用銀行(日債銀)の流れを汲む、大手行である。あおぞら銀行という名称になったのは2000年と比較的新しいが、旧日債銀時代に入行した社員が(40代後半以上)まだ社内に存在している。

2. あおぞら銀行の魅力とは?

旧長期信用銀行の流れを汲むという意味で、新生銀行と共通点があるかも知れないが、相対的にこじんまりとした規模であり、ゆったりと穏やかな社風であって、給与水準はメガバンク相当というバランスの良さである。

3. 就活における位置付けは?

外銀・国内系金融機関のコース別採用にこだわりのある、超トップ層は来ないかもしれないが、メガバンクの総合職を目指す者であれば、ここも候補の一つとして検討してもおかしくないステータス性を有している。

待遇とワークライフバランスに優れ、金融業界内における位置づけも決して低くはないだろう。

メガバンクが大幅に新卒採用者数を削減すると、あおぞら銀行も従来よりはトップ校の学生から注目されるようになることが予想される。

何と言っても、採用者数が少なく、総合職(AN職)の枠は例年30~40人程度なので、有力校の学生が少しでも流れてくると一気に倍率が上がり難易度・就職偏差値が急上昇する可能性はある。

4. あおぞら銀行の年収について

① あおぞら銀行の年収の全体観

年俸水準の全体的なイメージは、メガバンク並みということであるが、リーマンショック以降はボーナス水準が低下し、メガバンクよりは若干少なくなったかも知れない。若手はさほどメガバンクと変わっていないだろうが、40歳以上の管理職層はメガバンクより5%~10%位は年俸水準が低くなったかも知れない。
もっとも、それでも大手地銀よりは明らかに高水準である。

② あおぞら銀行の年次、タイトルと年収の推移

あおぞら銀行の年俸は、10段階のグレード制になっている。(数字が大きいほど多い)。
このため、俸給グレードが上がらないと基本給は増えない仕組みなのだが、多分に年功序列的な慣行が維持されており、大抵の場合、年次に応じて俸給グレードが上がる仕組みになっている。

もっとも、残業代はつくのであるが、近年かなり抑制の方向にあり、長時間残業で大きく稼ぐということは難しくなってきている。

最初の3年間は、350万円から450万円程度である。2~3年毎に俸給グレードが上昇し、5年経過後の28歳位で主任になると年収は700万円前後になる。
30歳だと700~800万円位が一般的なイメージである。

30代半ばで俸給グレードが5になると、基本給は56万円程度。あおぞら銀行の場合、ボーナスは夏と冬の年2回であるが、その合計が大体4か月分位である。このグレードだと残業代が付くので、大体年収水準が900~1000万円位となる。昔はこの時点で1000万円には到達できたという話もある。

ここからグレードがワンランク上がって6になると、それは課長級(管理職)となり、基本給レベルが70万円程度に跳ね上がる。この時点になると、1000万円は突破し、1000~1100万円位となる。早ければ30代半ば過ぎに課長になれるが、イメージとしては40歳、課長で年収1000~1100万円位である。

そこから俸給グレードが7以上に上がると、年収は1300~1400万円以上のレンジになっていく。

なお、福利厚生はそこそこであり、住宅手当は東京の場合だと5万円程度が付与されるようである。

5. あおぞら銀行に就職する場合の留意点

あおぞら銀行は年収、ステータス、ゆったりとした社風と、バランスの良い職場である。このため、総合的にはメガバンクよりもおすすめという見方もできるが、20年後、30年後という遠い将来には、終身雇用や今の年俸水準が保証されているわけではない。

そうなってくると、ぬるま湯に浸ったままで自己研鑽を怠れば、40歳を過ぎて自分の居場所が無くなった場合には、大変まずい状態となってしまう。
このため、ゆとりがある職場環境を十分に活用して、英語力や中国語等の語学力を磨いて外資系への選択肢を残したり、USCPAとかCFAのような資格を取得するなど、いざという場合に備える覚悟は必要であろう。