ファイナンシャル・プランニングでは、節約・支出カットだけでなく、収入アップを考えよう

従来の、支出カットしかソリューションが無いファイナンシャル・プランニングは時代遅れ

テレビ、雑誌、Web、金融機関のコンテンツ等において、家計簿診断のコーナーがあり、著名なファイナンシャル・プランナーが登場し、アドバイスを行う。

アドバイスは決まって、支出カット、要するに節約だ。よくあるパターンとしては、外食費、携帯代金、保険代、遊興費を削って貯蓄に回そうというものだ。

ところが、実際これで解決できるだろうか?また、それ以前に支出カットしかないアドバイスで満足できるだろうか?まあ、アドバイス内容が支出カットしかないというのは紙面、媒体の都合上仕方ない面もあるが、暗黙の了解で以下の前提を置いている。

<よくある家計簿診断の前提>
①収入は増えないものとする。
②60歳で収入はストップ。あるいは65歳まで少額の収入しか得られない。
③資産からの収益は想定しない。

より重要なのは、収入を如何に増やせるかだ。
この前提は、家計簿診断という企画に内在する制約に過ぎない。
収入増の可能性を踏まえると、いくつものパターンがありすぎて、分析しきれないからでる。また、ファイナンシャル・プランナーはキャリアの専門家ではないので、収入増につながるキャリアアップの施策については提言できないからである。

ところが、重要なのは支出をカットすることよりも、収入をいかに増やせるかだ。
支出カットだけでは限界がある。せいぜい月に数万円の世界だ。また、支出をカットするだけでは我慢を強いられ窮屈だ。

支出カットも必要だが、それと同時に収入のアップを考えることがより重要なのだ。

収入アップにおける3つの切り口

従来のファイナンシャル・プランニングでは、④の支出のみに着眼していた。
しかし、収入の増加をより重要視する場合には、少なくとも3つの視点が必要だ。

①給与収入(或いは事業収入)の上昇
⇒これは、サラリーマンの場合、転職によるキャリアップがメインとなるだろう。
また、メルカリのような有力ベンチャー企業に行ってストック・オプションで一気
に稼ぐ方法もある。

②副業収入の追加
⇒これは従来は無かった収入アップの発送法である。働き方改革の流れで、サラリー
マンの副業がしやすくなるため、これを活かさない手はない。日本の場合、転職に
は抵抗があるサラリーマンは少なくないだろうが、副業であればお手軽だし、何よ
りも転職の失敗というリスクは無い。時間に余裕があれば、クラウドワークスでの
単純な自宅での作業もあるだろうし、イケダハヤトさんが推奨しているようにブロ
グを使ってアフィリエイト収入を得る手もある。また、専門性を活かして、英語や
プログラミングを教えるという手もある。

③運用収入の追加
⇒運用するお金がないという方も多いだろうが、ここでいうのはいきなりアパート経
営による賃料収入や株や投資信託からの配当・分配金を得るということではない。
例えば、ロボアドバイザーを利用して数万円からコツコツと積立投資を行い、長期
的に運用益をゲットしようという発想だ。将来に備えた運用収入を得ようというコ
ンセプトだ。積立投資だと月数万円から可能なので、普通のサラリーマンにとって
も現実的な施策である。

このように、支出カットだけでなく、合わせて収入アップの3つの方策を考えると、前向きなファイナンシャル・プランニングが可能となるのである。