文系学生のソニーへの就活(第二新卒含む)、年収、キャリアについて

1. もっと人気が出てもいいのではないか?

ソニーというと、ホンダと並ぶ、戦後生まれの本物の日本を代表する真のグローバル企業。リーマンショックの頃に低迷したが、最近は復活基調にある。

例えば、株価時価総額でいうと、令和元年5月13日引値ベースで6.83兆円。かつてのライバル企業であったパナソニックの3倍(2.2兆円)である。日本企業の時価総額ランキングで10位である。

しかし、当てになるかどうかは別として、ダイヤモンド社の就職人気ランキングでは、文系男子については100位以下となっている。
https://navi20.shukatsu.jp/20/contents/special/ranking/2018/?rankId=3

また、さらに問題なのは、トップ校からの人気も低く、ワンキャリアが公表している東大・京大生を対象とした就職人気ランキングでもずっと圏外である。
https://www.onecareer.jp/articles/1809

これは、特に年配のビジネスマン(50歳以上~)には、直感的に理解できないところである。

逆に、だからこそ、優良企業の割には学生の人気が低く、狙い目企業ということもできるかも知れない。

2. ソニーの年収について

今の学生、特に、東大・京大、早慶等の上位校の文系の学生が気にするのは、「年収」である。これらの大学の人気企業は、金融、コンサル、総合商社に過度に集中しており、給与面で相対的に劣るメーカーはランク圏外である。例外的にランクインしているのはP&G、ユニリーバのような外資系消費財企業のマーケティングコースと、キリン、サントリー、味の素、トヨタあたりである。

それでは、ソニーの年収水準はどの程度であろうか?

① ソニーのキャリアパスと年収

まず、初任給であるが、2018年度実績が学部卒の場合は23万円である。これに残業代とボーナスを合わせると初年度は400万円程度である。そして、2年目に450万円、3年目に500万円というイメージである。

ソニーも他のメーカーと同様に、ジョブグレード制を導入しているために、単純に年功序列だけで年収アップはしない厳しさがある。

とはいえ、キャノンのような厳しい昇格試験があるわけではなく、ある程度は年齢に応じて昇給して行くところはある。
目安としては、入社6~7年目の28-29歳で650~700万円、入社10年次・30代前半で800~850万円位である。

I5という部下のいない、マネージャーといわれる担当課長には大体昇格できるようである。
もっとも、そこから1ランク上のM6と言われる統括課長職になるのは厳しく、一般的には40歳を過ぎてから昇格する場合が多い。

M6の統括課長の場合だと、年収は1200万円くらいとなる。もちろん、業績や評価によるボーナスの並みはあり、上下100万円位のレンジはある。

これより先は、1ランク上のM7の担当部長で年収1400万円、さらにその上の統括部長で年収1600万円~となる。もちろん、このあたりまで出世をできるのは限られた社員になってくる。

② 他の電機メーカーとの比較

どこの電機メーカーもリーマンショックによって、年収や昇格については厳しくなっているが、ソニーの場合は、統括課長以上のポジションは以前と比べて下げられていないようだ。昔は形式的な部下無し課長に誰でもなれて年収1000万円位をもらえることができたが、そこを厳しくして、I5という形で事実上降格・年収ダウンをしたようだが、若手や統括課長以上は特に影響を受けていないようだ。

このため、パナソニックや富士通と比べて見ると、全般的にソニーの方が年俸水準は良いと思われる。

<パナソニック>
https://career21.jp/2019-05-13-095632

<富士通>
https://career21.jp/2019-05-13-121106

3. ソニーに入社後のキャリアプラン、転職について

何と言っても、ソニーの場合はグローバルに名前があるし、ゲーム事業もそうだが、新しい事業に挑戦するので文系学生にとっても選択肢はありそうだ。

実際、ソニーのOBはGoogleやインテルの日本法人の社長になったり、マネーフォワードの辻さんのようにベンチャー起業で活躍されている人は大勢いる。
もちろん、大きい会社なのでみんなが同じように外資やベンチャーで活躍できると言ったものではないが、チャンスはあるだろう。

また、ソニーは収益にしめる海外比率が非常に高いので、特に文系の場合は海外経験はやってみたいところだ。

文系の場合は、人事、経理、法務・知財といった管理部門系に加えて、新規事業開発とかマーケティングといったところも面白いだろう。

まとめ

ソニーの場合、メーカーという括りの中では、年俸水準は良い部類である。特に、統括課長以上に昇格すれば金融機関との差は縮まることとなる。
また、ネームバリューは企業からも一般人からも高い。

それに対して、学生からの人気はあまり高くないようなので、穴場である。
周りが行くからという理由だけで金融機関を目指している文系の学生は、ソニーも検討してみてはどうだろうか?