転職活動における基本事項。転職活動をしていることを同じ会社の人に相談・漏洩しないこと

1. 基本中の基本にも関わらず、できていない人が結構多い。

転職するかどうかは重要な決断だし、雇用の流動性が低い日本においては転職に関する情報も十分ではないため、誰かに相談したくなる気持ちはわかる。
しかし、転職活動或いはその前段階の転職の希望などについて、上司、同僚、部下を問わず、同じ会社の人に漏らすべきではない。

2. まず、今の会社での立場が悪くなる。

相談を受けた会社の同僚等には、打ち明けられた転職活動をしていることについて守秘義務はない。従って、こういう話はすぐに人事部門や上司に伝わってしまうことが多い。そうなると、当然、社内評価は落ちるし、働きづらくなってしまう。

さらに、悪い上司だと自分の傘下にいる部下に辞められると×印が付くことを恐れ、格下の部署に異動でもさせられると最悪だ。

転職活動を始める段階では、転職できるかどうかわからないので、しばらくは今の会社で働き続けることを想定して、慎重な対応を行うことが求められる。

3. さらに、同業他社への転職がメインの場合には、悪口が伝えられる場合がある。

例えば、外資系金融機関や外資系コンサルティング会社などの場合、同じ業界内で転職を行うことは多い。このため、その業界は結構狭い世界であり、転職する意図があることが同僚に伝わると、悪意がある者はあえて悪い噂を意図的にその業界で拡げようとするものもある。
そういった場合には、転職活動の成功率が低下するおそれもある。

実は、転職慣れしている人が多い、外資系金融業界においてはこの点は徹底している人が大半だ。実際、退職の挨拶をしても、新しい会社に赴任するまではその会社名を明らかにしないのが慣例となっている。
(もちろん、噂等で新しい会社の目星がついているケースはあるが…)

しかし、終身雇用が染みついており、転職者の少ない国内系企業に勤める者が転職活動をする際には、この点留意しなければならない。

4. 口頭で漏らさないだけでなく、会社のPC経由でのメールのやりとりは控えよう。

これを行っている人の割合は高くないかもしれないが、転職活動のやりとり、例えば、転職エージェントとのメールの送受信のため会社のPCや会社貸与のモバイルを使うのは控えるべきだ。何故なら、リスク管理担当者がこのようなキーワードチェックを行っている場合もあるからだ。YahooメールとかGメールも会社のPC経由で使用しない方が良い。

某大手外資系証券会社の場合、内部管理部門の者が、MDからの指示によって従業員のメールについてキーワードチェックを行っていた事例がある。会社が従業員の会社のPCのメールを閲覧することは違法では無いので、この点について留意する必要がある。

5. このため、転職エージェントの面接日程調査委やフィードバックはスマホを使おう。

面接日の調整や案件の紹介等については、転職エージェントとスマホのメールを使ってコミュニケーションを行えばそれで問題ない。
ただ、スマホの場合だとワードとかが使えないので、会社のPCを使って履歴書等を添付したメールを転職エージェントに送りたくなる場合もある。

そういう場合に備えて、自宅用のPCをもっておきたい。入社手続きにメールで転職エージェントとやり取りする場合もあるので、転職の準備段階の必須行為として、自宅用のPC1台くらいはもっておこう。
外国製であれば10万円程度で購入できるはずである。