40歳以上のサラリーマンの起業を阻む3つの障害

エリートサラリーマンであっても、40歳を過ぎると自分の将来が見えてくるだろう。役員候補となっているか、今から頑張ったところで部長にも慣れないかわかってくるはずだ。

他方、自分たちが新卒の時には全く考えられなかったベンチャー企業によって、短期で大富豪になる若者もいる。自ら起業できなくても、有能な経営者に賭けて、上場前に転職してストックオプションをもらって数億円を手にする者もいる。また、上場とか大きな話でなくとも、小さな会社を起ち上げて2年以内に売却して数億円を手にする者もいる。

企業を起ち上げなくとも、フリーランスでアフィリエイトブログを運営して、月収数百万円を稼ぐ若者も珍しくない。
そういう事例を見ると、自分も独立・起業したいと考えるエリートサラリーマンもいるだろう。

しかし、20年以上もサラリーマンをやっていると、いざ起業をしようと思っても、物凄く難しくて、自分とは別世界のものと感じざるを得ない3つの障害がある。

第1の障害は、そもそも何をやればいいかわからない

まず、サラリーマンの場合、ここで引っかかる。サラリーマン時代は企業も自分自身もやるべきことが明らかだったからだ。インターネットを使ってと言っても、特に自分でプログラムができない大半のサラリーマンはどんなビジネスを始めればいいか全くわからない。要するに、ビジネスのネタが見つからないということだ。

第2の障害は、人を採用することができない

アフィリエイトブロガーのような個人メディアを目指すのであれば、正社員として人を雇う必要はない。しかし、会社を起ち上げようとした場合、誰かを雇わないと事業が始められないケースは多い。

あるベンチャー・キャピタルは、出資の条件として「共同事業者がいる」ということを挙げているのだが、自分がやろうとするビジネスに共感して参加してくれる人を見つけることは大変難しい。

サラリーマンの場合、採用は会社の名前で募集して、会社が給料を支払ってくれる。しかし、サラリーマンが企業を起ち上げた場合には、誰も知らない自分或いは自分の企業の名前で、また、自分の懐から給料(当然薄給である)を出さないといけないのだ。
普通、優秀な人ほどそんな企業には来てくれない。そのためには、自分自身の魅力と事業自身の魅力を語れないといけないのだが、それは容易なことではない。

3.将来の事業拡大のために投資(経費)を支払うことに抵抗がある

ビジネスを拡大するためには先行投資が必要である。大きな事業ではない会計事務所や塾の場合であっても、成長し始めた段階で広告を売ったり、オフィスを拡大したり、バイトを雇ったり先行投資をしなければ事業拡大できないことが多い。

ところが、すべての経費を控除されて、全てが自分の収入となる給与制度になれているサラリーマンにとってはこれはなかなか抵抗感が強い。せっかく苦労して手元に入ってきたお金なのに、将来の拡大のために投資しなければならないからだ。
ビジネスで成功した人は、これができない人は起業には向かないという。

以上のように、事業の種類にかかわらず、サラリーマンの起業には少なくとも3つの障害が待ち受けている。どうすればいいか、悩ましいところだ。