売れ行き好調なグランドセイコー。どれくらいの年収であれば買えるか?ロレックスと比較してどうか?

1. 売れ行き好調なグランドセイコー

ロレックス、オメガ、カルティエ、パテックフィリップ、オーデマピゲ等、高級時計の売れ行きがグローバルで伸び続けているようだが、グランドセイコーも売れ行きが好調の様で、欧米などの海外で順調に人気が上昇しているようだ。

2. ターゲット層を引き上げて、ターゲット顧客はロレックス購入者を想定

従来、グランドセイコーというと、20~30万円位のクォーツモデルが主力で、当時50~60万円以上の価格帯であったロレックスやカルティエと比べると、予算が相対的に低めのセグメントがメインのターゲットであったと思われる。

位置づけとしては、オメガとかタグホイヤーといったレベルだ。

しかし、高給品については、高くないとブランドとして評価されないということや、近年の高級時計の値上がりの影響もあり、グランドセイコーはターゲット客層をロレックス購入者まで引き上げてきているという。

実際、海外で受けているのは高額のラインナップであるスプリングドライブや、機械式モデルだという。

3. 日本での売れ筋はどうか?

①20代~30代は今でもクォーツが人気?

グランドセイコーショップ等で聞いてみると、海外での売れ筋は、スプリングドライブ等の50万円以上するモデルであるが、日本では事情が少し異なるようだ。

日本では全体としては、20~30万円から購入可能なクォーツの比率が高く、特に20~30代(さすがに20代の比率は低いようだが)の若い人の間ではクォーツが人気だそうだ。

https://www.grand-seiko.com/jp-ja/about/movement/quartz

②40代、50代以上のオールドファンの間ではスプリングドライブや機械式が人気

他方、40代、50代の、グランドセイコーのオールドファンの間では、高額価格帯のスプリングドライブや機械式モデルが人気だという。価格帯でいうと、50万円~100万円位であり、ロレックスやカルティエの主力商品と重なるところである。

おすすめモデルとしては、スプリングドライブモデルだ。これは、世界でもセイコーにしかない、クォーツと機械式の中間的な位置づけで、個性があって海外でも人気だからである。

ロレックスでもカルティエでもなく、あえてグランドセイコーを選ぶのであれば、それらないはスプリングドライブモデルが面白いのかも知れない。

https://www.grand-seiko.com/jp-ja/about/movement/springdrive

なお、文字盤には白と黒とがあるが、白の方が人気だという。また、ケースについてはステンレスとチタンがあり、チタンの方が高額であるが、軽量である。

グランドセイコーの機械式・スプリングドライブモデルはずっしりとした
重みが魅力という人も少なくないので、この点については、好みがわかれるところであろう。

4. グランドセイコーを購入するための年収について

ロレックスやカルティエ、それ以上の最高級ブランドであるオーデマピゲやパテックなどでも、必ずしも高年収の人が買っているとは限らないようだ。それは、長期の無金利(低金利)のローンが使えたり、クルマのように、維持費がかからないため、少々無理しても一旦買ってしまえば維持できるからだ。

従って、時計と年収の相関関係はそれほど高くは無い。買えるのであれば、買ってみてはどうかということだ。

とは言えある程度の目安というと、年収の1割程度ということである。

グランドセイコーのクォーツモデルだと、年収300万円から買えることになりそうだが、余裕をもって年収500万円に到達すれば十分購入可能では無いだろうか?

スプリングドライブや機械式の50~100万円位の価格帯の場合だと、年収1000万円というのが目安になるのだろうか?

無金利の有利なローンを使えたりする販売店もいくつかあるので、そういったお得なサービスを上手く活用して買いたいところだ。

  • ブックマーク