1. 年収2000万円の意味
数字のキリがいいからか、「年収1000万円」という基準は非常に多くの場面で使用される。
年収1000万円もらえる企業、年収1000万円で買える家、年収1000万円の暮らし、等、全般的にはそれなりの高収入という意味で使用されている。
それに対して、「年収2000万円」という切り口の使用頻度は大きく下がる。
何故なら、稀少性が年収1000万円と比べて、グッと上がってしまうからだ。
反対に、年収2000万円というのはかなりの価値があり、達成するのは容易ではない。
また、サラリーマンの場合は、給与所得者であっても「確定申告」が必須となる。この点、国も年収2000万円以上というのはそれなりの富裕層と考えているということであろう。
自営業の場合も、実質年収が2000万円位を超えてくると、株式会社化した方が有利になると言われている。
自営業者にとっても、節目となるのが実質年収2000万円のラインだ。
2. 年収2000万円でフェラーリやランボルギーニは買えるか?
サラリーマンでも、自営業者でも、かなりの高収入と言えるはずの年収2000万円だが、それでは憧れのフェラーリやランボルギーニは購入可能であろうか?
結論的には、残念ながら難しいと言わざるを得ない。
もちろん、他を切り詰めたりするれば物理的に買えないことは無いかも知れないが、到底おすすめできない、バランスを欠いた暮らしぶりになってしまう。(新車で購入する場合の話。かなりの年式の中古を買うのであれば別である。)
フェラーリの場合であれば、年収4000万円位は欲しいところだ。
また、ランボルギーニについては、フェラーリよりも若干年収が低くても購入できそうであるが、それでも、年収3000万円は欲しいところだ。
3. 年収2000万円の人におすすめのクルマは?
フェラーリやランボは厳しくても、年収1000万円くらいだと手を出しずらく、年収2000万円の人におすすめのクルマはこのあたりであろうか。
①ベンツのAMG
一番のおススメはこれである。
何故なら、「ベンツ」というメジャーな知名度と、「AMG」という個性の両方を備えていて、かつ、実用性も高いクルマだからである。
今更、普通のベンツのEクラスとかCLSあたりだと面白みもインパクトも欠けるかも知れないが、「AMG」というとかなり個性的である。
昔は、2000万円~3000万円くらいしていて、フェラーリやランボと並ぶ位のイメージであったが、いまではCクラスベースだと諸経費込みで1000万円強で購入可能である。
しかも、売れ筋はCクラスベースなので、実用性の高いこのサイズで丁度良いのではないだろうか?
②BMW5シリーズ
今更、BMW5シリーズかよ、という人もいるかも知れないが、そこまでクルマばかりに力を入れたくないという人にはおススメだ。
また、AMGとかポルシェのような・派手なクルマは好きではないという人もいるだろう。
それでも、普通のベンツやアウディと比べると個性的だし、マセラティあたりと比べると、遥かに実用性が高い。
リーマンショック前には、外資系証券会社の若手(20代!)の間で流行っていたことからも、何となくBMW5シリーズというのは知的な感じもする。
それに、価格的にも800万円台で購入でき、お買い得感がある。(もっとも、下取り価格はそれほど魅力的ではないが)
③ポルシェ ケイマン
いかにもスポーツカーを好み、飛ばしたい人にはおススメのクルマがこれである。
本当は、実用性が高く、下取り価格も極めて高い、カレラを買えればいいのだが、新車のカレラだと込々で1500万円位になってしまう。
やはり、年収の半分位までを購入価格としたいので、カレラは若干予算オーバーという感じである。
もっとも、ケイマンは十分に魅力的だ。
性能的には、完全にスポーツカーであるし、故障もしない。
見た目の個性、インパクトも十分にある。
今は何でもかんでも大型化している中、都内では運転しにくくなっているが、ケイマンは小型であり、都心で利用するのにも便利である。
価格も、諸経費込みで850万円程度であり、下取り価格もそこそこであることを踏まえると経済性もある。
但し、最大の問題は、2シーターであることだ。
1人暮らしならまだいいかも知れないが、2人だと、旅行に行く場合には荷物をボンネット下に格納しなければならず、1台だけの所有を前提とすると少々不便である。
最後に
年収2000万円というと、それなりに成功した者の証であって、かなりの高級車を購入可能である。
とはいえ、フェラーリやランボルギーニになると少し手が届かない。
将来はフェラーリやランボルギーニを意識して、その間は、上記のAMG、BMW5シリーズ、ポルシェケイマンあたりに余裕をもって乗っていて、年収4000~5000万円を目指せばいいのではないだろうか。