慶應大学商学部と明治大学商学部との就職における比較。また、早稲田大学商学部はどうか?

1. 慶應大学商学部と明治大学商学部との就職に関するデータ

野球やラグビーにおいては、ライバル同士の慶応、明治両校であるが、就職においてはどうだろうか?

もっとも、就職に関するデータは不完全であるし、異なる業種の企業間の優劣をつけることは難しいので、どちらがいいかを決めるというよりも、その特徴をつかむことが主目的となる。

例えば、今回のデータソースはそれぞれの大学がHP上で開示してくれているものであるが、いずれも完全開示ではなく、上位20社或いは上位30社までである。このため、慶応大学商学部の5名以下、明治大学商学部の3名以下の

就職先については不明である。

また、総合職と一般職とに関する開示が無いため、その点はよくわからない。

<慶應大学商学部のデータソース>

http://www.gakuji.keio.ac.jp/life/shinro/3946mc0000003d8t-att/a1530669479061.pdf

<明治大学商学部のデータソース>

https://www.meiji.ac.jp/shushoku/6t5h7p00000c2zmv-att/6t5h7p00000c2zv1.pdf

2. 慶應大学商学部と明治大学商学部の就職先について

①慶應大学商学部と明治大学商学部の就職先の比較表

慶應大学商学部の就職者数合計は839人、明治大学商学部の就職者数合計は910人、早稲田大学商学部の就職者数合計は866人と、かなり近接しているので、ほぼ実数で比較しても大きな問題は無いだろう。

慶應大学商学部の上位就職先ランキングに沿って、比較表を作成すると以下のようになった。

839 910 866
慶應大学商学部 明治大学商学部 早稲田大学商学部
三菱UFJ銀行 17 11 9
東京海上日動火災 14 NA 9
三井住友銀行 13 8 10
アビームコンサルティング 12 4 5
みずほFG 11 22 24
アフラック 9 NA 6
三井住友海上火災 9 10 8
三井住友信託銀行 9 9 9
アクセンチュア 8 NA 4
NTTデータ 8 NA 7
三井物産 8 NA 2
NTT東日本 8 NA 4
監査法人トーマツ 7 11 6
キーエンス 7 5 3
三菱UFJ信託銀行 7 NA 6
三菱商事 7 NA 1
新日本有限席監査法人 7 NA 4
日本生命 7 NA 6
富士通 7 4 4
商工組合中央金庫 6 NA 3
第一生命保険 6 4 5
電通 6 NA 3
日本航空 6 NA 5
日立製作所 6 NA 3
農林中央金庫 6 NA 4
明治安田生命保険 6 NA 5
  217 88 155

②両校の就職先の特徴について

両校は商学部ということもあって、金融機関が多い。

メガバンク、信託銀行、大手生損保に相対的に多くの学生が就職している。

また、両校ともに公認会計士の合格者数が多いため、監査法人への就職者が多いのも特徴であろう。

他方、大きな違いがあるとすれば、総合商社への就職者数であろう。

慶應大学商学部からは、三菱商事、三井物産がランクインしているが、明治大学商学部はNAである。

また、電通について、慶応大学商学部からは6名であるのに対して、明治大学商学部はNAである。

このあたりの、超難関企業においては慶應大学商学部が強さを発揮しているのであろう。

③明治大学商学部の方が就職者数が多い就職先

反対に、明治大学商学部の上位就職先企業にランクインしているが、慶應大学商学部からの就職者数がNA(5名以下)の企業等について抽出すると、以下のようになる。

910 839
  明治大学商学部 慶應大学商学部
損保ジャパン日本興亜 10 NA
りそなホールディングス 9 NA
SMBC日興証券 8 NA
千葉銀行 8 NA
横浜銀行 7 NA
あいおいニッセイ同和 6 NA
ANA 6 NA
ソフトバンク 6 NA
東京特別区 6 NA
凸版印刷 6 NA
野村證券 6 NA
国税専門官 5 NA
大和証券 5 NA
日本電気 5 NA
みずほ証券 5 NA
有限責任あずさ監査法人 5 NA
伊藤園 4 NA
国家公務員一般職 4 NA
三菱食品 4 NA
三菱電機 4 NA

2つ特徴が見られる。

第1は、明治大学商学部からは大手証券会社が野村、大和、SMBC日興、みずほとランクインしていることである。

慶應大学商学部からも大手証券会社には就職しているはずだが、5名以下は不明なのでよくわからない。

いずれにせよ、明治大学商学部は金融機関は全般的に強いが、特に証券会社には相対的に多くの学生を送り込んでいるようだ。

第2は、明治大学商学部からは、東京特別区、国税専門官、国家公務員一般職と、公務員が人気である点が特徴である。

慶應大学商学部の方が、より民間志向が強いのであろうか。

最後に

明治大学商学部からは、大手金融機関、大手メーカー、監査法人、公務員に多く就職しており、全般的に就職状況は良好と言えるだろう。

もっとも、比較すると、慶応大学商学部の方が優先である点は否めないであろう。

そう見える原因というのは、総合商社、大手マスコミといった本当のトップ企業に内定者を出せるかどうかの違いであろう。

慶應大学商学部からも総合商社や電通・博報堂から内定をもらえる学生は比率的にはごく少数なのであるが、こういった企業から内定をとれる学生は大変目立つのである。

明治大学商学部の学生が総合商社から内定をもらうことは決して不可能ではない。

もっともそのためには、相応の対策を取る必要があるので、十分な対策を取って内定者を増やせることができれば、さらに学部の人気を上げることができるだろう。

(MARCHから総合商社の内定を取るための戦略についてはこちらをご参照ください。)

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