政経以上?早稲田大学国際教養学部の素晴らしい就職状況。東大や一橋の受験生は併願すべき?

1. 早稲田大学国際教養学部の素晴らしい就職状況

早稲田大学国際教養学部は、いわゆる国際系の学部ブームに乗って、2004年に創設された学部である。

現在、英語を始めとする語学力があって、グローバル・リーダーシップを備えた学生は就職において引く手あまたである。

何故なら、少子高齢化によって日本国内の市場は縮小していくのは明らかであり、企業が長期的に生存しようと思えば、海外に目を向けざるを得ないからである。

また、高給でカッコいいとされる超人気企業、例えば、外銀・外コン・総合商社はグローバル・リーダーシップを兼ね備えた学生でないと採用してもらうのが難しいとされている。

このような経緯から、語学力があって、早稲田大学というネームバリューを備えた国際教養学部の学生は、学部自体の歴史は新しいにも関わらず、大企業から引く手あまたである。

早稲田大学がHPで公表してくれている、就職先企業リストを基に、国際教養学部の就職状況を抽出すると以下のようになる。(なお、全ての就職先企業を網羅しているわけではない。)

国際教養 社学
アクセンチュア 10 3
みずほFG 10 7
三井住友銀行 8 6
三菱UFJ銀行 7 5
全日空 7 2
博報堂 6 1
東京海上 5 4
丸紅 4 0
アビーム 4 3
三菱商事 4 1
住友商事 4 2
国家公務員一般職 3 10
日本航空 3 2
三井物産 3 0
NHK 2 4
損保ジャパン日本興亜 2 5
三井住友海上火災 2 6
本田技研 2 1
野村證券 2 5
日本生命 2 7
アフラック 2 6
キャノン 2 0
伊藤忠 2 0
富士通 1 8
NTTデータ 1 1
東京都 1 7
KDDI 1 4
大和証券 1 6
三菱電機 1 4
トヨタ 1 0
あいおいニッセイ同和 1 4
パナソニック 1 2
ソフトバンク 1 2
電通 1 0
東京23区職員 0 2
東京都教員 0 0
第一生命 0 3
三井住友信託銀行 0 6
ドコモ 0 2
りそなグループ 0 2
野村総合研究所 0 0

なお、国際教養学部の場合、学部全体の就職者数が486人と、政経、法、商と比べて少数なのが特徴である。このため、ご参考までに隣には比較的就職者総数が少ない社会科学部(598人)のデータを並べてみた。

2. 早稲田大学国際経学部の就職状況の分析

①総合商社に抜群の強さを誇る!

国際教養学部の就職における特色は、何と言っても総合商社に強いことである。

早稲田トータル 27 29 26 23 19
三菱商事 三井物産 住友商事 伊藤忠 丸紅 五大商社合計 就職者数 五大商社比率(%)
政経 10 6 8 5 3 32 799 4.0%
2 4 3 6 6 21 629 3.3%
教育 1 2 1 0 2 6 807 0.7%
1 2 4 8 3 18 866 2.1%
社学 1 0 2 0 0 3 598 0.5%
人科 0 1 0 0 0 1 505 0.2%
スポ科 1 0 1 1 0 3 358 0.8%
国教 4 3 4 2 4 17 486 3.5%
文構 2 3 1 0 1 7 806 0.9%
文学 1 3 0 0 0 4 543 0.7%

このように、就職偏差値最高峰の総合商社(五大商社)に17名就職しており、これは、政経の32人、法学部の21人、商学部の18人に次ぐ数字であるが、率に着目すると、政経の4.0%に次ぐ3.5%とナンバー2の位置にある。

特に、わずか486人の就職者数にも関わらず、三菱商事に4人就職しているところが印象的である。

さらに、双日に4人、豊田通商に3人就職しており、総合商社というカテゴリーでは、合計24人となり、約5%の国際教養学部生が総合商社に就職しているという驚くべき数字である。

②コンサルにも強い

外銀、総合商社と並んで、最も人気が高い業種がコンサルであろう。国際教養学部はコンサルにも強く、以下のようなコンサルティング・ファームに就職している。

アクセンチュア 10人
アビームコンサルティング 4人
ベイカレント・コンサルティング 4人
シグマクシス 2人
PwCコンサルティング 1人
デロイトトーマツ・コンサルティング 1人

これだけでも22名となり、就職者数の4.5%を占めることとなる。

早稲田の場合、学部全体で就職者数が4名以下の会社は開示の対象となっていないので、よくわからないが、いわゆるMBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)
あたりの戦略系にも数人送り込むことが出来れば尚良しではなかろうか。

③金融機関にも多く就職しており、バランスがいい

国際教養学部からは大手金融機関にも数多く就職している。例えば、3メガバンクに合計25人、東京海上等の大手損保に10人、野村・大和に3人、大手生保に4名、とこれだけで42名となる。

この点は、政治経済学部や商学部と同様で、バランスよくいろいろな業界に就職しているのが国際教養学部の特色である。

④外資系企業に強い

語学力、グローバルリーダーシップを売りにしている学部だけあって他学部と比べて外資系への就職も目立つ。

例えば、3Mに3名、AIGに3名、ブリティッシュ・アメリカン・タバコに2名、の他、ゴールドマン・サックス証券にも1名就職者を輩出している。

外資系の人気は全般的に高まって来ているので、ここを増やせばますます就職力の強さが目立つであろう。

⑤マスコミ・広告代理店他

人気のマスコミ、代理店であるが、国際教養学部から、電通に1人、博報堂に6人、NHKに2人、日経新聞に1人、テレビ朝日に1人、と就職者を出している。

特に、博報堂の6人というのが注目される。

まとめ

以上のように、国際教養学部の相対的に少ない就職者数(486人)を踏まえると、ますます、その就職力の強さが目立つ。

特に、総合商社、コンサル、外資系といったところで独自性を発揮できている。

就職力については、看板学部である政治経済学部とほぼ同じかそれ以上と言えるのではないだろうか?

もっとも、その分、入学難易度も高いのでお買い得感があるわけでは無い。入試問題が特殊なので、専願組が多いのかも知れないが、東大とか一橋の受験生も、ここを併願すればいいのではないだろうか?(但し、英語がかなり得意な受験生限定。)

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