【年収チャンネル】改訂版「年収ガイドブック」と狙い目の企業について

1. 「年収ガイドブック」とは?

「年収チャンネル」という、主として学生を対象としたキャリアに関するYouTube番組がある。既に登録者数は2万4000人を超えている。

(平成30年12月18日現在)

www.youtube.com

その「年収チャンネル」が年収と就職難易度を基に編集した企業情報集が「年収ガイドブック」であり、LINEに友達登録すると無料で送信される。

初版は2018年6月15日付である。

 2. この度、改訂版の「年収ガイドブック」が作成・交付された

そして、この度、「年収ガイドブック」の改訂版が作成され、12月中旬頃より、交付されている。

申し込み方法は、前回と同様、LINE経由での申し込みである。

(無料)

すでに、7000人以上の者が応募している模様である。

今回の改訂版の改訂ポイントは主として以下の2点である。

①外銀・外コンが対象企業として掲載され、掲載企業が拡充された

「年収ガイドブック」の初版では、掲載企業は上場企業が中心であり、外銀・外コンは非掲載であった。

しかし、外銀(ゴールドマンサックス、モルガン・スタンレー等)や、外コン(マッキンゼー、BCG、ベイン、ローランドベルガー等)は、学生の就職難易度ランキングで最上位であり、特に、東大生の間では人気ランキングの上位を、総合商社と並んで、外銀・外コンが占めている。

このため、今回の改訂版では、外銀・外コンを含めることにしたものと思われる。

 ②就職難易度、年収、業種でソートできるようになった。

「年収ガイドブック」の初版では、就職難易度順に、企業が並んでいるだけで、ソート機能はなかった。

今回の改訂版では、就職難易度、年収、業種別にソートできるように改善された。

掲載されている企業数が膨大であるので、このソート機能によって、狙い目の企業(就職難易度が低い割に年収が高い企業等)を見つけ出したり、自分が興味があるにも関わらず知らなかった企業(自分の興味のある業種について検索して、年収順にチェックしてみる)を発掘できたりするようになった。

3. 学生におすすめの「年収ガイドブック」の使い方

①とにかく自分の知っている企業数を拡げること

日本の大企業、例えば、上場企業だけで3500社以上存在するのに対し、学生が知っている企業は、ほんの一握りのB to C向けでTVCMを派手にやっているものに限られる。

このため、広範囲の学生を対象とした就職人気ランキングは、学生が知っている企業の母集団が極めて狭いため、昔から、JTB、JAL、ANA、明治製菓、グリコ、資生堂、キリン、サントリーといった消費者向け大企業と、大手金融機関、商社に限られがちである。

ところが、実際には、B to Bの企業で給与水準が高く将来性も高い優良企業が存在する。

したがって、自分に適した就職先候補を見つけるためには、なるべく多くの企業について知らないと始まらない。

「年収ガイドブック」を使って、業種別に、就職難易度や平均年収を調べると、新たに候補とすべき企業が見つかって来るのではないだろうか。

②難易度があまり高くないおススメ企業の紹介

以前、「年収ガイドブック」の初版を基に、おススメの企業を10社紹介した。

(過去記事はこちら。)
blacksonia.hatenablog.com

今回は、改訂版の「年収ガイドブック」を基に、その中から、別途おススメの企業を5社紹介したい。

これらの企業は、就職難易度(偏差値50~55)であり、入社するのが特別難しくない企業で、ネームバリュー、年収、転職力、安定性等を基に抽出したものである。

( )内の数値は偏差値である。

第5位 パーソルキャリア(50)
www.persol-career.co.jp

サイバーエージェントの藤田社長の新卒での就職先の旧インテリジェンスである。

給与水準は高くないが、人事に関するスキルを身に着けると、多くの企業に転職することが可能である。

転職を想定してキャリアアップを図りたい学生のとっては、リクルートよりは遥かに入社しやすくお勧めである。

第4位 JFE商事(52)

www.jfe-shoji.co.jp

JFE商事は、鉄鋼大手のJFEグループに属する専門商社である。

総合商社は難易度が高すぎるが、「商社マン」になってグローバルに働きたいという学生にとっては、歴史もあって、それなりに給与水準も高い当社はおススメである。

また、当社で経験を積んで、中途採用で総合商社の金属部門を狙ってみるのもありである。

第3位 ワークスアプリケーションズ(52)
www.worksap.co.jp

カリスマ経営者である牧野氏創業の、ERPパッケージ会社の大手、ワークスアプリケーションズである。

ここしばらくは、HUEと呼ばれる人工知能型ERPに傾倒している。

給与水準も高く、転職力や起業家輩出力も高い。

しかし、最大の問題点は、とにかくハードワークということである。

ワークライフバランスを求める学生には向かない。

他方、やる気に満ちたエンジニアを目指す学生にはお勧めだ。

第2位 ヒューリック(51)
www.hulic.co.jp

みずほ系の総合不動産会社である。上場企業である。

名前に財閥名が入らないので、マイナー感があるが、れっきとした大手の高収益の不動産会社であり、給与水準も高い。

ワークライフバランスに優れている。

大手デベロッパー、例えば、三井不動産、三菱地所、東京建物などは若干名しか採用しないので就職難易度が極めて高い。

このため、不動産を志望する学生にはおすすめである。

第1位 リンクアンドモチベーション(54)

www.lmi.ne.jp

知る人ぞ知る、人事に関するコンサルティング企業である。

特にモチベーション・マネジメントを得意とする企業であり、ここで働くと極めて高いHRMのスキルと、転職力が身に付く。

他方、ハードワークの割には、給与水準は高くない。

また、マニアックで優秀な学生が集まるので、実際入社するのはこの偏差値よりも難しかも知れない点に留意すべきである。

最後に

就活というのは、情報戦である。

なるべく多くの有用な情報を取り込むことが求められる。

その点、「年収チャンネル」も「年収ガイドブック」もお手軽に企業情報を入手できる有用な手段であるので、是非活用されたい。