20代の銀行員の転職先として、アカツキはどうか?但し、ゲーム好きであることが条件だが。

ゲーム好きの20代の銀行員としては、スマホゲームの会社も転職先リストに加えてみてはどうか?

20代の銀行員がキャリアチェンジのためにベンチャー企業を狙う場合には、ヤフー、楽天、サイバーエージェントといった大手を狙って、インターネット業務に掛かる経営企画や事業開発と言った普遍的なスキルの獲得を狙うというのが堅いやり方と考えられる。

他方、ゲーム好きという条件が付くが、スマホゲームの会社も転職先の候補として検討するに値すると考えられる。

何故、今更ゲーム会社か?

確かに、株価を見ても今はゲーム企業の評価は辛い。特に、新規公開のゲーム会社のValuationを見ると顕著である。

それもそのはず、かつてのトップ企業であったグリーとDeNAはこれといったゲームの新作はなく、他業態へのM&Aの失敗が報道され、存在感が薄れている。

また、パズドラとモンストもピークアウトの感があり、大型の新規ゲームが出てくる気配はない。

それなのに、あえてゲーム会社に転職するのはどういう意図があるのか?

ゲーム会社の収益性は高く財務は健全。

その理由の一つとして、昔と比べると目立たないものの、ゲーム事業は固定費、変動費ともに低く収益性が極端に高い。従って、下り坂とは言え、大手のグリー、DeNA、ガンホー、Miixi、コロプラ等の財務健全性は極めて高く、未だに高水準の収益を誇っている。

このため、財務的な不安は無いので、転職したての若手の銀行員がネットビジネスに掛かるスキルを習得できる余裕があると言える。

大手のネット企業と比べて小規模であり、活躍の場が広い

給与水準の高い銀行員はどこの大手ネット系企業に転職したところで、目先の年収は下がるだろう。年収を下げてまで転職するのは、将来に向けたスキルの確保が目的である。そうした中、ゲーム会社はヤフーとか楽天とかと比べて遥かに小規模であり、ベンチャー企業により近い雰囲気である。従って、社内異動や社内交流も柔軟に行える環境にある。また、経営陣との距離も圧倒的に近いため、マネジメントの雰囲気もより体感しやすい環境にあるといえるだろう。

実は、スマホゲーム事業にはネットビジネスにおけるエッセンスがぎっしり詰まっている。

それから、これが重要な点であるのだが、スマホゲームビジネスにはネットビジネスにおけるエッセンスがぎっしりと詰まっている。

例えば、消費者向けなので、UI/UXが重要なので会社としてそちらのノウハウは当然重要である。また、モンストやパズドラを見ればわかるが、マスメディアを使ったマーケティングが極めて重要なので、広報を含むメディア対応や広告宣伝のスキルも重要である。さらに、ゲームビジネスの収益性が高いのはユーザーの操作状況を見ながら、いかに課金できるかを検証するため、莫大なデータを回してアルゴリズムを柔軟に変更していくというビッグデータ対応ビジネスでもある。

銀行員が、スマホゲームの経営企画・事業開発等のポジションで数年間修行できれば、極めて多くのネットビジネスの重要なスキルを経験することができる。

さらに、ゲーム会社は資金的な余裕があるので、AR/VRなどの周辺ビジネスに出資をするなど投資業務もやっているので、子会社売却などを通じた投資銀行的な経験もできるかも知れない。

以上のように、スマホゲームはそのビジネスモデル的に、極めて魅力が大きいのは今も変わらない。

その中で、アカツキがおススメ

スマホゲーム会社にもいろいろあるが、銀行員が転職する場合には、アカツキがおすすめである。

何故、アカツキかというと、小規模(連結で社員数300人程度)でありながら、財務・業績的に極めて安定しているからである(増収増益、高ROE、低レバレッジ)。

また、よらば大樹の日本の場合、元コンサルとか元外銀はグリーやミクシィは物色してもなかなかアカツキまでは来ないだろうから、銀行員が活躍できる機会はありそうだ。

とりあえず、銀行員が狙えるポジションは金融業でいう内部管理部門、事業会社でいうコーポレート部門である。

とりあえず経理あたりが入りやすいだろうか?

アカツキの募集要項を見ると、最低でも簿記1級が必要とされているが、このあたりはエージェントと要相談だろう。ネットの求人情報だけだと実態がわからないので、銀行員にとって良さそうなポジションは転職エージェントと相談の上、決定すべきだろう。

このように、ゲームが好きな人じゃないとつまらないだろうが、スマホゲーム業界にはネットビジネスのスキルを習得するにあたって魅力のある企業が結構あるのである。